ドイツ2部フォルトゥナ・デュッセルドルフに所属する25歳の日本代表MF田中碧は移籍の噂が浮上していたなかで、今夏も残留する可能性が高まっているようだ。同クラブのスポーツディレクター(SD)を務めるクリスティアン・ヴェーバー氏は「他クラブからの問い合わせはない」と田中の状況について語った。
デュッセルドルフは昨季2部リーグ3位となり、1部昇格プレーオフに進出。そのなかで田中は主力選手として活躍した。プレーオフではボーフムに敗れて昇格のチャンスを逃したが、田中に対してはドイツ1部ボルシアMGへの移籍が伝えられるなど、“個人昇格”の噂が持ち上がっていた。
しかし、移籍市場がオープンしてからも田中の去就には進展はなく、すでにドイツ2部リーグは2024-25シーズンが開幕。田中は開幕節のダルムシュタット戦(2-0)、第2節カールスルーエ戦(0-0)と連続でフル出場していた。
ドイツ地元紙「RHEINISCHE POST」は「田中のような代表チームのレギュラークラスが300万ユーロ(約4億9000万円)以下のバーゲン価格で獲得でき、彼自身も移籍を望んでいるにもかかわらず、
ヴェーバーは『今のところ、他クラブから問い合わせない』と我々を安心させた」とその去就についてレポートした。欧州の移籍市場においては格安で獲得可能な田中だが、現時点でオファーは届いていないようで、ヴェーバーSDは田中の移籍の噂が落ち着いてきたことに満足しているという。
記事では「クラブのSDや監督、(ゼネラルマネージャーの)クラウス・アロフスの基本的な考えは、来夏で満了となる田中との契約を延長し、引き続きこのMFのクオリティーの恩恵を受け続けることだ」とも伝えられている。
森保ジャパンの中心選手の1人で、ステップアップも期待される田中だが、引き続きデュッセルドルフに残ってプレーする可能性が高いようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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Source: サカサカ10
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