[8.23 全中決勝 神村学園1-0青森山田 ゴースタ]
初の大会連覇を飾った神村学園中(鹿児島)の松本翔監督は、今年のチームの特徴をして「技術的には去年より高い。18人誰を出しても落ちないので、平均値はかなり高い」と表現した。
今大会でもその平均値の高さを証明した。1回戦では守護神のGK神宮司湊瑛(3年)が体調不良のためにベンチ外。ただ控えGKの石原碧己が完封勝利に導く活躍をみせた。
そして2回戦に途中出場して復帰した神宮司も、試合を重ねるごとに好セーブを連発して存在感を発揮。「僕たちも安心して守れた」と、主将DF米村颯真(3年)も今大会のチームMVPに挙げるほどだった。
ただ神宮司は「自己管理ができなくて、恩返しの気持ちを持って戦っていた」とまずは反省の言葉を口にする。それでも「今まで支えてくれた保護者とか、GKコーチの(野本)達平さんがいっぱいやってくれたからできた。これからも感謝の気持ちを持ってプレーできる選手になりたいです」と充実の表情もみせていた。
(取材・文 児玉幸洋)
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Source: 大学高校サッカー
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