[8.31 J1第29節 広島 3-2 FC東京 Eピース]
J1リーグは31日、第29節のサンフレッチェ広島対FC東京を開催した。広島は7月に加入したMFトルガイ・アルスランがハットトリックの活躍を見せ、3-2で勝利して7連勝。FC町田ゼルビアと勝ち点で並びながら得失点差で上回り、第3節以来の首位浮上となった。一方、台風の影響で過酷な移動を強いられたFC東京は意地を見せるも2連敗となった。
FC東京は台風10号の影響を考慮して試合2日前に移動を行うも、移動中の新幹線が運転見合わせになるなどトラブルが続き、試合当日の現地入りとなる難しいコンディションの中で試合を迎えた。それでも最初のチャンスはFC東京。前半2分、初先発のFWエヴェルトン・ガウディーノがGK大迫敬介のパスをカットする。FWディエゴ・オリヴェイラが拾ってシュートを放つが、大迫にセーブされた。
ただ先制は広島だった。前半5分、相手のクリアが不十分になったところをMFトルガイ・アルスランが拾い、冷静に相手DFの股の間を射抜いてゴールネットを揺らした。アルスランは加入から公式戦6試合で4ゴール目となった。
続く前半32分、またもゴール前でアルスランのもとにボールがこぼれる。アルスランは振り向きざまにシュートを放つと、ボールはGKの股の間を抜けてゴールネットに吸い込まれた。
2点差を追うFC東京は前半の終盤からゴールに迫る場面が続く。E・ガウディーノが強烈なミドルシュートを放ったほか、後半にはDF森重真人のヘディングをFW仲川輝人がコースを変えるなどチャンスを作った。
ところが後半15分、広島はMF松本泰志がMF高宇洋に倒されてPKを献上。これをアルスランが決めてハットトリックを達成し、3点差にリードを広げた。
苦しい展開となったFC東京は後半34分、FW俵積田晃太が左サイドを単騎突破して前線に駆け上がりクロスを送る。走り込んだFW小柏剛が右足でゴールに突き刺し、1点を返した。ここから攻勢を強めると、後半アディショナルタイムにはショートコーナーから仲川が鋭いクロスでオウンゴールを誘い、1点差に詰め寄る。しかし反撃はここまで。広島が逃げ切って勝利を手にした。
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Source: 国内リーグ
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