NEC・TDが日本人選手を狙い続ける理由と塩貝健人の加入経緯「仕事は安く買いお金を生み出すこと」「ビッグクラブが…」

FW塩貝健人
 NECナイメヘンでテクニカルディレクターを務めるカルロス・アルバース氏がクラブ公式Youtubeチャンネルを通じ、日本人選手の獲得が続いていることについて「我々はエールディビジの選手を獲得することがほとんどできないので、世界の市場を見てチャンスがどこにあるのかを探し続けなければいけない」と説明した。

 NECナイメヘンは昨夏に横浜FCからFW小川航基をレンタルで獲得し、ファジアーノ岡山からはMF佐野航大を完全移籍加入させた。今季から小川が完全移籍加入に切り替わると、今年8月には横浜F・マリノスへの2027年加入が内定していたFW塩貝健人(慶應義塾大→)の電撃加入が決定。Jリーグファンを震撼させる補強が続いている。

 アルバース氏は日本人選手を獲得する理由について、態度やメンタリティを評価しながら「サッカーはボールを持つ余裕とスペースがますます減ってきているが、日本人選手はそういったことに非常に適応している」と技術面を挙げた。その上で財政規模の小さいNECナイメヘンにおいて「私の仕事は安く買って最終的に(他クラブへの移籍で)お金を生み出すこと」と話し、「日本の市場には多くのチャンスがある」と利点が大きいことを明かしている。

 また、電撃加入の塩貝については2ゴールを決めた昨年11月のU-19イングランド代表戦を視察していたといい、得点王を受賞した今年のモーリスレベロトーナメントを見て「特別な選手」と判断したことも明らかにした。

 その上で塩貝が代表の欧州遠征を経てヨーロッパでのプレー意欲を持ったこと、多くのクラブが興味を示していることを知り、早期オファーを決断した模様。「彼がNECと契約することが分かったとき、国内外の多くのスカウトからどうやって成し遂げたのか質問されたよ。ビッグクラブが彼に会うため日本に向かおうとしていたから、さらにおもしろい状況だったね」と裏話を口にすると、「ビッグクラブが最終局面でより高い年俸を用意して強奪しようとしていた」と獲得経緯を振り返った。


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Source: 海外サッカー

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