[関東ROOKIE LEAGUE]「這い上がってこれた」。帝京CB河野隆人がリーグ戦を通して成長し、特長発揮

帝京高(東京)CB河野隆人(鹿島アントラーズノルテジュニアユース出身)は「関東ROOKIE LEAGUE U-16」を通して自身、スタッフも認める成長
[9.7 関東ROOKIE LEAGUE U-16 Aリーグ第9節 帝京高 5-4 流通経済大柏高 時之栖裾野G]

「関東ROOKIE LEAGUE U-16」を通して大きく成長を遂げた。帝京高(東京)CB河野隆人(鹿島アントラーズノルテジュニアユース出身)は、「関東ROOKIE LEAGUE U-16」Aリーグ前半戦でベンチ外になるなど出番を増やすことができなかったという。

 だが、「最初の出れなかったことがあったから、その反骨心っていうか、悔しい気持ちがあったので、結構這い上がってこれたっていうのが大きいです」。第5節の山梨学院高(山梨)戦(3-2で勝利)から自分の持ち味を発揮。リーグ戦を通して自分に自信を持つことができるようになった。

「自分、センターバックなんですけど、カバーだったり、ボールを奪い切る力だったり、ボールを運んだり、展開していったりすることが自分は結構得意なのかなと思います」。同系統の選手で、3年生の主力CB畑中叶空を目標に挙げる河野は、相手のプレッシングを剥がして前進。数的優位を作り、攻撃の起点となった。

 最終節の流通経済大柏高(千葉)戦はビルドアップで貢献するなど競り勝ったものの、4失点。「最後まで守り切る力をもうちょっとつけて、失点を1でも減らしていきたいと思います」。また、よりチームが得点できるように、もっともっと攻撃に絡んでいきたいという思いを抱いている。

 Aリーグ5位でリーグ戦を終了。「リーグ終わって1年っていうグループがなくなって、上級生とやることが多くなるけれど、少しでも上の学年に絡んでいって、1年だとか関係なく3年の試合に出て、試合に貢献していきたいです。最近、帝京は選手権出ていないので、自分が引っ張って選手権に行けるようにしたいです」と力を込めた。コーチ陣も成長を認めるDFが、名門校にとって欠かせない存在になる。

(取材・文 吉田太郎)
Source: 大学高校サッカー

コメント

タイトルとURLをコピーしました