森保一監督の第2次体制発足当初から久々の招集となった。森保監督はDF瀬古歩夢(グラスホッパー)の約1年3か月ぶりのメンバー入りに「活動自体はずっと、彼のプレーも追っている」と語った。
森保監督体制の東京五輪メンバーだった瀬古だが、同大会では出場ゼロ。その後、カタールW杯直前の22年9月に行われたドイツ遠征でA代表に初帯同となったが、そこでも試合出場はなかった。翌年3月の第2次森保監督体制の初陣でデビューを飾ってフル出場。同年6月のペルー戦出場以後は代表から遠ざかっていたが、今回再び日の丸を着けることになった。
9月の前回活動時に引き続き、DF冨安健洋(アーセナル)やDF伊藤洋輝(バイエルン)が負傷の影響で招集外となり、DF中山雄太(町田)も右膝内側側副靱帯損傷で離脱。主力の守備陣を欠く状況で瀬古の実力が試される。指揮官は瀬古について「彼自身が自チームでレベルアップしているところを確認している」と招集理由を明かす。スイスリーグでフル出場7試合を含む開幕全8試合に出場している現状を踏まえ、「グラスホッパーでやっていることを自然と発揮してもらえれば戦力になりうると確認させてもらった」と期待を寄せていた。
24歳DFのさらなる成長を促すつもりでもある。森保監督は「まだ若い選手。いまの実力プラス将来の伸びしろも持っている。未来へのさらなるレベルアップも期待している」とW杯出場を懸けた戦いでの奮起を求めていた。
(取材・文 石川祐介)
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Source: サッカー日本代表
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