ベスト8敗退に終わったアジア杯以降、3月の北朝鮮戦から6試合連続で完封勝利を続けている。アジア最終予選に入ってからも“攻撃的3バック”で3試合連続無失点。日本代表DF板倉滉(ボルシアMG)は15日のオーストラリア戦(埼玉)に向け、「無失点でいきたいし、無失点なら負けない。(失点)ゼロでどれだけ長く推移できるかで結果も変わってくる」と、無失点継続に意欲を見せた。
一方で「そんな簡単な相手ではないことは分かっている」とも指摘。「失点しても落ち着いて1(失点)でとどめることが大事。そこはいろんなことを想定しながらやりたい」。日本代表として、失点すれば2月3日のアジア杯準々決勝・イラン戦(●1-2)以来となる。8か月以上、ゴールを決められていないだけに、そうなったときに予想外にバタつく可能性もある。
「無失点が続いているけど、失点してしまうことも、これからある。そうなったときに崩れないことが大事。失点しても1(失点)でとどめて、落ち着いて試合を進めれば攻撃陣が点を取ってくれる。1失点したとき、慌てず対応しないといけない」
不測の事態に備える板倉はオーストラリアについて「前の選手は身体能力が高い。クロスボールは気を付けないといけない。ロングボールも増えると思うし、それがあってもコンパクトに保って、クロス対応にこだわらないといけない」と警戒する。
MF遠藤航が体調不良で前日練習を欠席し、オーストラリア戦はキャプテン不在で戦う可能性が高い。「チームを引っ張ってくれる存在。常にハイパフォーマンスを出してくれていた」。遠藤の存在感をそう語る板倉だが、「普段出てない選手も、練習を見ていて準備はできていると思う。みんなが一つのポジションを取る気持ちでトレーニングをやっている。そこは全然心配していない」と、“代役”となる選手への信頼を口にした。
(取材・文 西山紘平)
●北中米W杯アジア最終予選特集
Source: サッカー日本代表
コメント