レアル・マドリーのブラジル代表FWビニシウス・ジュニオールがバロンドール受賞を逃した理由について、同賞を主催する『フランス・フットボール』のビンセント・ガルシア編集長が見解を示した。
ビニシウスは昨季に公式戦39試合に出場し、24ゴール11アシストを記録。歴代最多15回目のUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)制覇を含む3冠達成に大きく貢献し、欧州CLでは最優秀選手に選ばれた。
その活躍からバロンドール受賞が有力視されていたが、世界年間最優秀選手の称号を手にしたのはマンチェスター・シティのスペイン代表MFロドリ。同選手は昨季に史上初のプレミアリーグ4連覇に貢献したほか、今夏のEURO2024では母国を12年ぶり4度目の優勝に導き、大会MVPに輝いていた。
今季パリSGから加入したフランス代表FWキリアン・ムバッペを除いても、最多6名が候補者30名に名を連ねていたレアル。ビニシウスはロドリに次ぐ2位、イングランド代表MFジュード・ベリンガムは3位、スペイン代表DFダニエル・カルバハルは4位、ムバッペは6位、引退した元ドイツ代表MFトニ・クロース氏は9位、ウルグアイ代表MFフェデリコ・バルベルデは17位、ドイツ代表DFアントニオ・リュディガーは22位だった。
一部ではビニシウスへの人種差別を原因に挙げる声もあったが、V・ガルシア編集長は『レキップ』に対し、レアルの候補者の多さがビニシウスにとって不利に働いたと指摘している。
「ベリンガムとカルバハルがトップ5に入ったことで、ビニシウスが苦しんだことは間違いない。なぜなら数字上、それが彼からいくつかのポイントを奪ったからだ」
「これは3〜4人の選手によって牽引されたレアルのシーズンを象徴するものだ。審査員たちが自分たちの選択を分け合ったことで、ロドリが恩恵を受けた」
バロンドール受賞者は、FIFAランキング上位100か国のジャーナリストによる投票に基づいて選定。各ジャーナリストは30名の候補者リストから10選手を選んで1位から10位の順に並べ、その順位に応じたポイントの合計で決まる。
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Source: 海外サッカー
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