日本代表は18日、北中米W杯アジア最終予選第6戦・中国戦(19日・厦門)の前日練習を試合会場の厦門白鷺スタジアムで行った。冒頭約15分間が報道陣に公開され、27人全員がランニングやボール回しなどのウォーミングアップメニューを行った。
15日のインドネシア戦(◯4-0)から中3日で迎える中国戦。チームはインドネシア戦の翌日16日を移動日に充て、17日の再始動日はボールを使った戦術練習を行わなかったため、詳細な準備期間は実質1回のみで試合に臨む形となる。
それでも森保一監督は練習に先立って行われた前日会見で「昨日からトレーニングを行ったが、選手たちが非常に良い状態をキープしてくれて、チームとして高いモチベーションで準備ができている」と強調。今年9月のホームでの対戦は7-0の勝利を飾っているが、「結果に関しては一度忘れて、また0-0から試合が始まるという気持ちで挑んでいかないといけない」と警戒を欠かさず挑んでいく構えだ。
中国南部の厦門にある6万人収容の厦門白鷺スタジアムは、2023年に開業したばかりの新スタジアム。当初は同年に開催する予定だったアジア杯開催会場の一つとして建設されたが、中国はコロナ禍の影響でアジア杯の開催権を返上したため、これが最初の国際Aマッチとなる。
試合会場が決定された要因には、気温20度ほどという温暖な気候があった模様。日本はインドネシア、中国はバーレーンとそれぞれ高温多湿の国で今シリーズ初戦を行っているため、中国北部に比べれば気候の違いは少ない。また湿度も50%程度と低いため、過ごしやすい気候が続いており、より良いコンディションで試合に臨むことができそうだ。
対戦相手の中国は開幕3連敗で最終予選をスタートさせたが、4-3-1-2にシステムを変更した10月にインドネシア戦、バーレーン戦で2連勝中と勢いに乗っている状態。森保監督は「アウェーでの戦いになる上、中国は2連勝と好調ということで、我々がしっかりと相手のことを分析した中で自分たちの良さを出せるように、そして試合の中で勝ち点3を掴み取る、チャレンジする気持ちを持って試合に臨みたい」と意気込んだ。
(取材・文 竹内達也)
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Source: サッカー日本代表
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