北中米ワールドカップアジア最終予選の後半戦が始まる。前半5試合を4勝1分の首位で折り返した日本代表は19日にアウェーで中国と対戦。9月の第1戦では7-0と快勝した相手との再戦だが、キャプテンMF遠藤航は18日の公式会見で「明日アウェーで苦しい戦いになる。勝ち点3を取れるように」と意気込みを語った。
日本は9月5日に埼玉スタジアム2002で初戦・中国戦を7-0で勝利した。前半12分の左CKから遠藤がヘディングシュートで合わせて先制。その後はゴールラッシュで大量7得点を挙げた。キャプテンは「前回は自分たちのホームでアドバンテージを生かしながらいい形で点を取れた」と回顧する。もっとも、森保一監督が「前回の勝利が明日の勝利を約束してくれるものではない」と強調するとおり、遠藤も中国・厦門での試合を警戒する。
「今回はアウェー。立ち上がりのところで注意しなければいけない」(遠藤)。15日もアウェーでのインドネシア戦で前半に大きな決定機を作られた。キャプテンはそのシーンを振り返りながら、「(決まっていたら)違った試合展開になるかもしれない」と序盤の展開をポイントに挙げた。
開幕3連敗を喫した中国だが、第4戦・インドネシア戦(○2-1)で待望の初白星を挙げ、11月シリーズの初戦ではバーレーンに1-0で勝利。2連勝でW杯出場に望みをつないだところで日本との再戦になる。「明日の試合も厳しい戦いになると覚悟したうえでやっていかないといけない」(遠藤)。8大会連続のW杯出場、そしてその先のさらなる高みを目指すためにも、日本代表キャプテンに改めて気を引き締めていた。
(取材・文 石川祐介)
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Source: サッカー日本代表
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