[11.21 コパ・デル・レイ1回戦 ホベ・エスパニョール 0-5 ソシエダ]
コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)は21日、1回戦延期分を行い、MF久保建英所属のソシエダがホベ・エスパニョール(5部)を5-0で破って初戦突破を果たした。久保は19日に行われた日本代表の北中米W杯アジア最終予選・インドネシア戦に出場したばかりのため、他の代表選手たちと同じく遠征には帯同せず。それでもソシエダは主力不在の中、若手5選手がトップチームデビューを飾るなど、育成型クラブとして収穫の多い一戦となった。
当初は10月31日に行われる予定だったが、バレンシア地方を襲った豪雨の影響で延期となっていた一戦。国際Aマッチウィーク直後のミッドウィーク中に延期日程が組まれたため、各国代表に13選手を輩出しているソシエダは今月16日、スペインサッカー連盟(RFEF)に対する緊急仮処分を申請していたが、棄却され、日程を変えずに強行開催となった。
久保は代表期間中の取材対応で強行日程の国王杯に向けて「サブの選手もたくさんいるし、彼らも試合に出られる実力はあると思うので、しっかり彼らを信じたい」と話していたが、その言葉どおり、イマノル・アルグアシル監督はラ・リーガで出場機会の少ないFWジョン・マグナセアライア、MFウルコ・ゴンサレス・デ・サラテらを先発に抜擢。またBチーム所属のDFルケン・ベイティア(20)、DFジョン・バルダ(22)は先発でトップチームデビューを飾った。
それでも主力不在のソシエダは立ち上がりからトップクラブの意地を見せた。まずは前半12分、DFジョン・パチェコのスルーパスに抜け出したFWアンデル・バレネチェアがペナルティエリア左から右足で決め、先制点を奪取。同15分にはFWセルヒオ・ゴメスの右からのインスイングクロスが左ポストに跳ね返ると、これにもバレネチェアが詰め、早々に2点を先行した。
その後はボールを保持しながら追加点が奪えない時間も続いたが、前半38分、左サイドを攻め上がったバレネチェアのクロスをマグナセアライアがスルーし、S・ゴメスが左足ダイレクトで決めて3点目。同44分にはバレネチェアのクロスをマグナセアライアが押し込み、23歳の嬉しいトップチーム初ゴールも決まった。
ソシエダはハーフタイム明け、前半だけで2ゴール2アシストのバレネチェアと右ウイング起用のS・ゴメスがベンチに下がり、DFアイエン・ムニョスとMFベニャト・トゥリエンテスを投入。同17分には19歳のMFアルカイツ・マリーズクレーナ、同22分にはMFミケル・ゴティもトップチームデビューを果たした。
そうして迎えた後半33分にはMFジョン・アンデル・オラサガスティが右サイドを駆け上がると、折り返しのパスにM・ゴティが詰め、トップチームデビュー戦で初ゴールを記録。同40分には昨季トップチームで公式戦10試合にベンチ入りしながらも出番のなかったDFイニャキ・ルペレスも念願のトップチームデビューを飾り、5-0で試合を締めた。
2回戦は12月4日に実施。組み合わせは今月27日に決まる。
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Source: 海外サッカー
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