[11.30 J1第37節 柏 1-1 神戸 三協F柏]
1点ビハインドの後半26分からピッチに立ったMF山口蛍だが、同点、そして逆転に繋がる雰囲気を感じていたという。
そしてヴィッセル神戸は後半アディショナルタイムに入ってすぐの時間にPKを獲得。このPKはFW大迫勇也が決めることができなかったが、同10分のFW武藤嘉紀の劇的弾によって、ドローに持ち込んだ。
連覇を目指すチームで主将を務める山口だが、今年8月26日の練習中に左ひざを負傷。手術を行うと、全治10~12週間と診断されたことで、一時は今季中の復帰は絶望視されていた。
しかし順調な回復をみせると、11月10日の東京V戦に途中出場して復帰。同23日の天皇杯決勝のG大阪戦にも途中出場して、優勝杯を高々と掲げた。そして精神的支柱として、リーグ連覇を目前にするチームをけん引している。
大迫がPKを外した場面では、真っ先に駆け寄って励ます姿もみられた。「みんな最後まで諦めなかったからこその結果だと思う」。いつものように言葉少なに振り返った背番号96は、「最終節は勝つだけ。本当に自分たち次第。とりあえず次の試合に向けて頑張ります」と、中2日で敵地・韓国でのACLEの戦いが待っているとあって、切り替えの重要性を説いていた。
(取材・文 児玉幸洋)
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Source: 国内リーグ
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