中央大は11日、Jリーグ・JFLへの進路内定報告記者会見を行った。
この日の記者会見にはJクラブ内定選手の5人とJFLクラブ内定選手の2人が登壇。MF家坂葉光(4年=東京Vユース)は来季初のJ1を戦うファジアーノ岡山へ進む。「とても嬉しい気持ちがあったのと同時にホッとしたのが正直な気持ち」と加入内定を伝えられた際を振り返り、「岡山がJ1という舞台を用意していただいた。自分の特長を出して活躍することが一番の目標であるA代表に繋がっていくと思うので、岡山で活躍したい」と意気込んだ。
また学生スタッフとして分析を担当した飯田佳亮(4年=獨協高)は、アナリストとして栃木SCに加入することが内定した。中央大からJクラブのアナリストに就任するのは史上初めてだという。
「選手が120%次の試合に準備できるようなところが一番理想的なアナリストだと思います。加えて年々テクノロジーだったりが進化してサッカーのトレンドが移り変わる中で働き続けることは、それに対して適応していかないといけないと思うので、学び続ける姿勢を忘れずに、学んだ中で活用・応用できるようなアナリストを理想像として持っています」と飯田。「もともと高校までアナリストをしていなかった中で佐藤健さん(チームダイレクター)や宮沢監督が受け入れてくれて、自分の色々な挑戦を支えてくれたことに対して感謝の気持ちを持ってプロに臨んでいきたい」と力を込めた。
以下、各選手のコメント
●MF家坂葉光(4年=東京Vユース/岡山内定)
「岡山に内定したときは、とても嬉しい気持ちがあったのと同時にホッとしたのが正直な気持ちで、今はプロの世界で自分がどれだけできるのか楽しみなのと、やってやらないといけないという強い気持ちを持っています。上下動と推進力を武器だと思っているので、そこを見ていただきたいです」
●MF湯谷杏吏(4年=興國高/仙台内定)
「内定をもらったときは素直に嬉しい気持ちと、プロになった先輩方や同期を見ているとどれだけプロの世界が厳しいかは分かっているので、今まで以上の覚悟を持ってやらないといけないなという気持ち。自分のプレーがどれだけ通用するかが楽しみです。自分のアピールポイントはゲームメイクだったりラストパスです」
●FW加納大(4年=静岡学園高/長野内定)
「憧れだったプロの舞台に自分が戦うことができて本当にホッとしていると同時に、今まで支えてもらった家族、スタッフ、チームメイトのおかげでこうやってプロの舞台に立つことができたので感謝の気持ちでいっぱいです。自分の特長は前を向いたときのゴールに向かうプレー、両足どちらからでもシュートを放つことができるプレーだと思うので、そこを最大限に活かしてプロの舞台でも沢山ゴールを取れるように頑張っていきたいと思います」
●FW星野創輝(4年=横浜FMユース/栃木内定)
「自分の夢を叶えさせてくださった栃木SCには感謝の気持ちでいっぱいです。それと同時に今までずっと支えてくれた両親、進路相談を真剣にやってくれた高校の先生、幼稚園の頃からずっと気にしてくれる先生とかに自分が夢を叶えて、この先も真剣にサッカーをしている姿を見せ続けられる恩返しができたことも本当に嬉しく思います。1年目から自分が中心になってチームを勝たせる存在になれるようにという覚悟を持って取り組もうと思います」
●GK牧野虎太郎(4年=前橋育英高/長野内定)
「内定のリリースが出た際も多くの祝福のメッセージをいただいて愛されているなという自覚も持ちました。その分活躍しなければいけないという強い感情が自分の中で生まれたので、1年目から試合に関われるような、チームの勝利に貢献できるような選手なりたいと強く思っています。アピールポイントはキックとハイボール・クロスボールの処理になります。それを見せて試合で活躍していけたらなと思います」
●DF大野篤生(4年=前橋育英高/沖縄SV内定)
「沖縄SVからは昨日オファーを正式にいただいて、急遽会見に参加させていただきます。何チームかJ(クラブ)の練習参加に行かせていただいた中でなかなか進路が決まらずすごく苦しいというか、チームに力を与えられず進路も決まらないという中で沢山の大人の方達だったりが動いてくれた結果、こうして沖縄SVに決まることができて感謝の気持ちでいっぱいです。感謝と悔しさをバネにして、今ここにいるJに決まった選手たちに早く追いつけるように頑張っていきたいと思っています」
●MF小川嵩翔(4年=甲府U-18/沖縄SV内定)
「大学卒業を機に多くの選手がサッカーを辞める中、これからもサッカーに本気で取り組める環境をくださった沖縄SVさんにはすごい感謝の気持ちでいっぱいです。そして何より、ここまで自分がサッカーをすることを応援してくれて、支えてくれた家族にはとても感謝の気持ちでいっぱいです。目標としていたJリーグの舞台とは下のカテゴリーになってしまうんですけど、あとは自分がやるだけだと思うので自分のプレーを出して、這い上がっていけるように頑張っていきたいと思います」
(取材・文 加藤直岐)
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