出場校チーム紹介:阪南大高(大阪)

■予選取材記者(森田将義記者)チーム紹介
失点減少。攻守に充実の大阪王者
　予選決勝では履正社高から5発。「アイツがいない決勝はあり得ない」(濱田豪監督)と累積による出場停止を避けるため、主将のMF福本一太(3年)を温存した準決勝も1点に終わったが、前半は桃山学院高を終始押し込むなど攻撃力は圧倒的だ。
　攻撃をけん引するのは個性派揃いのアタッカーを生かしたサイド攻撃で、左のMF硲冬真(3年)と柏大輝(3年)はボールを持ったら勢いよく縦を突破。硲が「サイド攻撃はチームの強みなので、出していこうと話していた」と話すようにチームとしてサイドを活用する意識は強い。FW弓場潤哉(3年)もスペースを狙う意識は強く、どこからでも点が取れるチームだ。
　積極的に仕掛ける分、シーズン当初は失点が多かったが、「夏休みはずっと守備のクロス対応やライン設定をしっかり準備してきたので、最近は失点が少なくなってきた」(福本)ことは収穫。激戦区・大阪を勝ち抜いた勢いのまま全国でも上位を狙う。

■予選取材記者(森田将義記者)注目選手
・DF弥栄琉(3年)
FWからCB転向。守りの要に
「持ち味である競り合いの強さを買われ、今年に入ってFWからCBにコンバート。試合経験を重ねるごとに成長を続け、守備の安定感が増した」

・MF福本一太(3年)
大阪王者の大黒柱
「今年のチームの大黒柱。予測力に優れ、相手より先回りすることでセカンドボールの回収とボールハントを行なう。ゴールへの意識が高まった今年は得点力もアップ」

・FW硲冬真(3年)
ドリブルは切れ味抜群。府決勝で2発
「キレのあるドリブルで縦突破を繰り返すだけでなく、コースを切られたら中にも侵入できる。シュートセンスも兼ね備え、FWで起用された決勝は2ゴールをマーク」

■登録メンバーリスト
1 GK 沖見駿介(3年=千里丘FC)
12 GK 久木十輝(3年=A.C.Sakai)
21 GK 寺島裕雅(2年=FC Liens)
30 GK 竹村翔(1年=ガンバ大阪ジュニアユース)
2 DF 藤本瞬(3年=大阪市ジュネッスFC)
3 DF 梅原翔久(2年=千里丘FC)
4 DF 弥栄琉(3年=奈良YMCA SCジュニアユース)
5 DF 上田蒼太(3年=ガンバ大阪堺ジュニアユース)
19 DF 西村和浩(3年=RIP ACE SC)
25 DF 前田陵汰(2年=京都サンガF.C.U-15 SETA滋賀)
28 DF 河村駿(2年=千里丘FC)
29 DF 石崎完太(2年=ガンバ大阪門真ジュニアユース)
6 MF 福本一太(3年=アイリスFC住吉)
8 MF 木村宗太郎(3年=千里丘FC)
13 MF 柏大輝(3年=Erba FC)
14 MF 伊藤成康(2年=大阪市ジュネッスFC)
17 MF 野村拓生(3年=千里丘FC)
18 MF 岡田翔太郎(2年=アイリスFC住吉)
22 MF 杉山和志(2年=千里丘FC)
23 MF 藤沼咲(1年=京都サンガF.C.U-15)
24 MF 三浦悠人(2年=A.C.Re:Salto)
27 MF 朝賀渉(2年=千里丘FC)
7 FW 硲冬真(3年=ガンバ大阪門真ジュニアユース)
9 FW 松本圭史(2年=ディアブロッサ高田FC U-15)
10 FW 弓場潤哉(3年=千里丘FC)
11 FW 大川元裕(3年=MIOびわこ滋賀U-15)
15 FW 池畑裕吏(3年=奈良YMCA SCジュニアユース)
16 FW 瀬尾優斗(2年=枚方FCマシア)
20 FW 平岡貴敬(1年=京都サンガF.C.U-15)
26 FW 増野オスカル太陽(2年=長野FC)