[1.2 選手権3回戦 東福岡高 1-0 阪南大高 駒場]
指揮官は語る。「ゼロで抑える自信があるのが、今年のチームの強み」(平岡道浩監督)だと。そして、その堅守を支える一角が東福岡高(福岡)DF大坪聖央(3年)だ。
3回戦の対戦相手は、初戦で6得点を記録した阪南大高。勢いに乗る相手だったが、「ラインの上げ下げやマークの受け渡しをしっかりできれば、簡単には失点しないと思う」と2CBでコンビを組むDF山禄涼平(3年)と抜群の連係を見せて、その攻撃をはね返し続ける。185センチを誇る長身を生かしてハイボールを打ち返し、鋭い出足で相手から自由を奪い取った。
チームは前半8分に先制したものの、その後はなかなか追加点を奪えなかった。しかし、県予選3試合、そして全国大会2試合の計5試合連続で無失点に抑えてきた鉄壁の守備で、相手にもゴールを許さず、1-0のまま試合終了のホイッスルが吹かれた。
「後ろが失点しなければ負けない。そこは自分と山禄、GK(後藤洸太)を中心にやっていきたい」
2CBにGK後藤洸太(3年)、そして両サイドバックのDF柴田陽仁(3年)、DF福川聖人(3年)を加えた守備ブロックは強固そのもの。結果もついてきていることで「自信になっている」と胸を張ったように、準々決勝でもゴール前に“赤い壁”を築こうと燃えている。
(取材・文 折戸岳彦)
●第103回全国高校サッカー選手権特集
▶部活生の足元を支える新素材!カンガルーレザーからSILKYWRAPへ
Source: 大学高校サッカー
コメント