15日、「2024地域トレーニングキャンプU-17関西」最終日が行われ、11対11のゲームでFW空久保善(滝川二高2年=サンフレッチェ広島ジュニアユース出身)が前日のゲームに続き、2試合連続ゴールを決めた。
空久保は2本目4分、左サイドからの速いタイミングでのクロスを引き出す。そして、相手DFが準備するよりも速くニアへ飛び込み、右足ダイレクトで決めた。この日は前日の反省から各DFのゴール前の守備がより強固に。相手選手に触るほど距離を縮めて守る中、空久保はそれを上回る動きでゴールを陥れた。
「(相手のマークがタイトになった中、)いつもと同じ通りやってたんじゃ多分無理だったんで、あのタイミングは何か多分いつも違ったと思うんで、そのタイミングで走れてほんとに良かったです」
前日のゴールは前からの守備でインターセプトして決めたもの。2日目は味方選手とのコミュニケーションをより深め、自分の特長を発揮した。「(キャンプで出せたところは)自分の得意な抜け出しのところとか、クロスの入り方のところです。ゴールシーンのところもそうなんですけど、タイミングよく入れて、出し手からいいタイミングでボールが来たんで、この2日間は守備の動きのところも含めて成長できたかなと思っています」と頷いた。
広島ジュニアユース時代はなかなか出場機会を増やせず、「練習参加とかして、めちゃくちゃ楽しそうだった」滝川二へ進学。「(中学時代の)反骨心持って、『自分はここまでできるんだ』と見せたい」という思いもエネルギーにして取り組んだ。そして、1年時から公式戦の出場チャンスを掴むと、今冬には選手権2試合でフル出場を果たした。
だが、敗れた東北学院高(宮城)との2回戦は、前半にFKから放った決定的な右足シュートがGK正面を突き、ショートカウンターから迎えたビッグチャンスもGKに止められるなど無得点に終わってしまう。
チームは0-1で敗退。それだけに、「自分が決めて勝てなかったんで。めちゃくちゃ悔しい気持ちがいっぱいなんで、やっぱこのままじゃダメだなと思ってるんで、これからある試合とかでもっと自分が決めれるように決定力をつけて、またあの舞台に戻って、去年の記録を絶対超えたいと思っています」と力を込めた。
現在は全体練習後のシュート練習を増やし、腕の力を高めるため筋力強化にも着手。ライバルの活躍も刺激になっている。広島ジュニアユース時代のチームメイトであるMF小林志紋(広島ユース、2年)は「代表入ってめっちゃ活躍してるんで、やっぱ負けていられないなっていうのはあります」という存在だ。
将来的な目標はプロ。中学時代までSHで高校進学後にFWへ転向した空久保は、ボールを引き出す動きに長けているが、目標を達成するためにも「決定力ところがめちゃくちゃ大事だと思うんで。決定力をもっと上げていきたい」。そして、年代別日本代表でも活躍している18歳FW道脇豊(ベフェレン)や17歳FW神代慶人(熊本)のような点取り屋になる。
25年シーズンはチームを勝たせる存在に。「自分の夢の舞台である選手権に先輩たちが頑張ってくれて出させてくれた。次は自分たちの代なんで、やっぱ連覇していかないといけない。昔の滝二は全国でもベスト4とか入ってたんで、そういうところも強い時に戻さないといけないと思うんで、もっと頑張りたい」。中学時代や今冬の悔しさを力に変えて飛躍を遂げる。
(取材・文 吉田太郎)
Source: 大学高校サッカー
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