偉大な先輩が歩んだ道を、追い越すためにも突き進んでいる。U-20日本代表DF土屋櫂大(川崎F)は、チームメイトでアカデミーの先輩でもある日本代表DF高井幸大の背中を追う。「いつか高井くんとCBを組みたい思いもあるし、いつか越えなきゃいけない選手とも思っている」と力を込めた。
今シーズンから川崎フロンターレにトップ昇格を果たした土屋は、チームを離れて代表活動へ。来週に開幕するAFC U20アジアカップ、そして4強入りで出場権を得られる9月のU-20ワールドカップは「目指すべきところ」(土屋)だ。「チームを離れた分、ここで活躍して人の目に留まるような選手になっていければ」と意気込みを口にした。
アジアの戦いはすでに経験済み。U-17日本代表として参加したU17アジア杯では主力として優勝に貢献した。U-17W杯でも4試合を経験し、世界を知ることができた。再び臨むアジアの戦いに、土屋は「引き込んでくるチームも多く、ラフに蹴り込んでカウンターを仕掛けてくるチームが多い。焦れずに戦っていければ問題はない」と展望を述べた。
土屋にとって、2個上の先輩である高井は目標となる存在。「自分が高1のときに高3にいた選手。U20アジア杯、U-20W杯、パリ五輪、A代表と本当にエリートなので、そういう選手が同じチームの先輩にいることは自分自身にもプラスでしかない」。トップチームで再びチームメイトとなった今、キャンプでは高井のプレーを吸収する日々だったという。
「常にリスペクトしつつも、自分もこのレベルになってやるという思いで取り組んでいる」。気になるプレーは積極的に高井に質問。一方で、高井からはU20アジア杯に向けて生活面でアドバイス。土屋は「中国なので、LINEとかSNSは使えないぞと。それだけ教えてもらいました」と笑顔で明かした。
激闘が予想されるアジアの戦いで土屋に求められるのは、失点を防ぐこととビルドアップを円滑にすること。川崎Fのキャンプではビルドアップに課題を見出したが、「自分でも映像を振り返りながら、いい選手を見習いながらやっている。そこは課題でもあるけど、逆に伸びしろ」と前向きだ。U-20日本代表では先輩のMF大関友翔(川崎F)がボランチとしてメンバー入り。「ゼキさんのプレースタイルはわかっている」とホットライン形成にも自信をのぞかせていた。
(取材・文 石川祐介)
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Source: サッカー日本代表
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