[2.11 東京都CY U-14選手権 Forza’02 0-0(PK3-2) 三菱養和SC巣鴨Jrユース 西が丘]
「それをやめちゃうと自分の良さを活かしきれない」。その言葉通りForza’02MF青木悠(2年)はドリブルを仕掛け続け、相手の脅威になった。
青木は三菱養和SC巣鴨ジュニアユースとの対戦となった決勝で、左サイドハーフとして先発出場。前半12分には1対3のカウンターでペナルティエリアの手前まで運び、利き足とは逆の右足でシュートまで持っていった。その後も推進力のあるドリブルで攻撃を展開。チームが主導権を握った後半はボールタッチの回数も増え、マルセイユルーレットで相手に囲まれた局面を突破するなど、高いテクニックを見せた。
ドリブルを強みにしたのは小学5年生ごろにコーチから「ドリブルがすごいんだからもっと(仕掛けて)いけ」と言われたことがキッカケ。今では「自分の武器はスピードを活かしたドリブルなので、それをやめちゃうと自分の良さを活かしきれないので仕掛け続けました」と積極的な仕掛けでサイドを奔走している。
試合途中からは右サイドハーフにポジションを移してプレーした。左利きということもあって左サイドでは縦に仕掛けてのクロス、右サイドではカットインからのシュートを意識。両サイドを器用にこなすと、0-0で突入したPK戦では大野将則監督から1人目のキッカーに指名された。PKを蹴った経験はあまりないというが、今大会の決勝トーナメント1回戦で成功した経験から「自信がついていたので大丈夫かなみたいな感じで」キック。GKの逆をついてチームを勢いづけ、優勝を導いた。
大野監督も「彼は持っているものはすごくある」と太鼓判を押すチームの攻撃源。もっとも「日によってちょっと弱気になる部分があったり」と指揮官が話せば青木も「そのときの調子にもよる」と苦笑いを浮かべ、安定感を高めることが課題のようだ。その上で大野監督は「今日くらい頑張ってくれたら、もっとうちとしてもゴールが増えるかなと思います」と期待を寄せた。
Forza’02は新シーズンから関東リーグ2部に復帰。青木は「できるだけ多くの点に絡んでいきたいと思います」と目標を掲げ、「与えられたポジションでしっかりと役割をこなしてチームの勝利に貢献できたら」と力を込めた。
(取材・文 加藤直岐)
Source: 大学高校サッカー
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