欧州サッカー連盟(UEFA)が17歳以下で構成されるロシアチームについて、主催大会への復帰許可の方針を取り消したようだ。『スカイ・スポーツ』のロブ・ハリス記者らが伝えている。
ロシア代表とクラブは政府によるウクライナ侵攻を受け、UEFAから大会への参加禁止措置を受けている。ただ9月、UEFAは「大人が責任を負うべき行為で子どもたちが罰せられるべきでない」としてU-17大会に限定して参加を認める方針を発表。国際サッカー連盟(FIFA)も追随する形で同年代の復帰を認めつつ、国旗と国歌の使用を禁止してロシア代表ではなく“ロシアサッカー連合”のチーム名を用いるよう指示していた。
しかし、UEFAの決定に複数の加盟協会が反発した。イングランドはロシアと対戦する場合、試合をボイコットすることを表明。ドイツの『Sportschau』は12協会が同じような声明を発表したと伝えている。また、『スカイ・スポーツ』はロシアの復帰に賛成票を入れたスウェーデンスポーツ連盟のカール・エリック・ニルソン会長が辞任に追い込まれたと報じている。
そうしたなか、UEFAは10日に復帰許可の方針を取り消したようだ。欧州各メディアによると、UEFAは「ロシアチームの復帰を認める技術的な解決策が見つからなかったため」と説明している。
Source: 海外サッカー
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