[2.16 J1第1節 東京V0-1清水 国立]
「ここからやっとまた純粋にサッカーが楽しめると思いました」。清水エスパルスのDF高橋祐治はホッとした笑みを浮かべた。
“渦中の人”になってしまったのは、23年12月2日のことだった。J1昇格プレーオフ決勝に先発していた高橋は、1点のリードを守ろうと最後まで懸命に足を伸ばした。しかしその足がFW染野唯月にかかってPKを献上。J1昇格を逃す痛恨のドローに持ち込まれた。
試合後にはMF乾貴士が「キツいことを言うけど、まず滑る必要もなかった」などと話したこともあってさらに炎上。火の粉は高橋の家族にも降りかかり、後日、高橋は妻で元アイドルの高城亜樹さんのSNSに誹謗中傷が届いていることを明かしていた。
ただそんな中で、高橋を支える声が多かったのも事実としてあったという。「本当にたくさんの矢が自分に刺さった状態だったし、でも自分にはそれ以上に応援してくれる人が何倍もいた。その人たちのためにこの2年間を頑張ってきたので、それが結果として出てよかった」。
15日に日本テレビ系で、高橋の実姉である高橋メアリージュンさんと高橋ユウさんを取り上げたバラエティ『アナザースカイ』が放送された。それを見ていた乾から、「祐治のアナザースカイは国立やなみたいな話をされていた」という。2人は試合後に高橋がPKを与えた付近で記念撮影。止まっていた時計の針を進めた。
自身にとっても3年ぶりのJ1のピッチだった。次は当然、スタメン奪取を目指して調整を続けていく。「自分には支えてくれる人だったり、サポーターであったり、たくさんの方に支えられてこの日を迎えることができた」と改めて感謝を語った31歳DFは、「ここから勢いを持ってやりたい」と次なる戦いに目を向けていた。
(取材・文 児玉幸洋)
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Source: 国内リーグ
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