[新人戦]「今年のチームはキャプテンのチームやぞ」の言葉を受け、貪欲に基準を向上中。10番MF伊賀遥生主将が引っ張る龍谷は戦う集団に

後半4分、龍谷高の10番MF伊賀遥生主将(2年=Honda FC出身)が左足シュートを突き刺して2-0
[2.16 九州高校新人大会予選L第3節 龍谷高 2-1 前原高 ブラックモンブランフットボールセンター南]

 地元・佐賀第2代表の龍谷高は、予選リーグ最終節・前原高(沖縄2)戦で今大会初勝利。前半10分にMF山道瑛太(1年)が先制点を決めると、後半4分にもハイプレスでボールを奪い、10番MF伊賀遥生主将(2年=Honda FC出身)が切り返しからの左足シュートを突き刺した。

 伊賀は「ほんとにこの1か月で左足のシュートっていうのを自分の課題として自主練で取り組んできたので、成果が出て良かったなって思います。(またボールを受ける前の動作は)最終学年になって、自分の特長になってきてるな、って感じるので、もっと突き詰めていけるのかなと思います」と微笑。自分の将来のために課題の左足や、ボールを受ける前に首を振る動作など取り組んできたことを九州高校新人大会で表現していた。

 静岡のHonda FC時代は主にCB。トレセンなどには「ほぼ入っていないです。静岡では評価される選手じゃなかったんで」と説明する。その伊賀は龍谷に練習参加した際に強度の高いトレーニングを体感。太田恵介監督の誘いに加え、「ここなら全国を目指せる」と感じて佐賀の強豪校への進学を決めた。

 佐賀での寮生活で人間的にも変化。「ほんと人としても(太田)監督やコーチから温かい指導頂いているんで、人とのコミュニケーションっていうことが自分は苦手だったんですけど、ここに来て、ほんとに自分、人とのコミュニケーションっていうのは上手くなったかなって感じます」。また、選手としても台頭。下級生時からアンカーの先発を務め、「ほんとに誰にも負けない体力だったり、守備の強度でバチンって行ける」という強みを発揮してきた。

 この日はインサイドのポジションを務め、国スポ準優勝メンバーのFW井上叶翔(2年)や昨秋の選手権予選で躍動していたFW一ノ瀬利穏(2年)らとともに前線で強度の高い動き。特長である走力を活かした守備やニアゾーンに抜ける動き、また視野の広さ、キャプテンシーでチームを引っ張った。

 主将として意識していることがある。「新チームなって、『今年のチームはキャプテンのチームやぞ』って言われて、自分が基準を上げて、それで味方の基準も上げていけばいいチームになっていくと思うんで、まずは自分が引っ張っていくっていうことができています」。その姿勢が少しずつチームに浸透していることを実感している。

「(今年は)前の方にタレントはいるっていう印象があると思うんですけど、ほんとに1人1人が戦うだったりができる。ほんとに上手い選手っていうか、スター選手はいないんで、そういう部分で全員が戦うことができるチームだなと思います」。九州新人大会は東福岡高(福岡1)や日章学園高(宮崎1)との現状の差を感じる大会となったが、この経験も糧にして全国切符を勝ち取る。

「自分が来てからまだ1回しか全国大会に出れていないので、この後の総体と選手権でしっかり全国出て、自分の価値っていうのを色んな人に伝えていけたらなと思います」。目標はMF遠藤航やMF守田英正のようなプレーヤー。龍谷を戦う集団にしてきた伊賀は中心選手、主将としてもチームを引っ張り続ける。

昨秋の選手権予選で躍動していたFW一ノ瀬利穏が鋭い動き
FW井上叶翔は昨秋、U-16佐賀県選抜のCBとして国スポ準優勝
1年生MF山道瑛太は先制点を叩き出した

(取材・文 吉田太郎) 
Source: 大学高校サッカー

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