W杯王手のU-20日本代表が運命の準々決勝へ! 2選手語るイランの印象「シリアと似ているけど…」「先制点が重要に」

U-20W杯に王手をかけたU-20日本代表
 AFC U20アジアカップを戦うU-20日本代表は22日、中国・深センでトレーニングを行った。翌23日には準々決勝でイランと対戦。勝利すれば4大会連続12度目のU-20ワールドカップ出場が決まる。

 世界切符を懸けた前日練習に22人が参加。MF中川育(流通経済大)はホテルで別メニューの調整となった。この日は冒頭15分のみ公開。練習は約1時間半ほど行われた。

 日本はグループリーグを1勝2分の2位通過。初戦・タイ戦は3-0で勝利したものの、第2戦・シリア戦はリードされながら辛くもドローに持ち込んだ。第3戦・韓国戦は先制成功も後半アディショナルタイムに追いつかれた。攻撃面では着実に向上を見せる一方、守備面では不安定さも露呈。それでも無敗のまま勝ち進み、第一目標であるグループリーグ突破を決めた。

 対戦するイランは、グループリーグC組で3連勝の首位通過。3試合合計で11得点と高い攻撃力で圧倒した。MF大関友翔(川崎F)は「戦うところで負けてしまうと厳しいゲームになる。印象的にはシリアと似ているけど、さらに体も一回りでかくした印象」と印象を語る。「中東特有の思い切りの良さだったり、スーパーなシュートも決めている。しっかり寄せるところもやらなければいけない」。ボランチの目線で戦い方を説いた。

 FW道脇豊(ベフェレン/ベルギー)は決意を新たにする。「気持ちの面でも戦術面でも、自分たちは明日のためにこれまで準備してきた。本当に大一番」と力を込めた。

 U-17日本代表として2年前に優勝を果たしたU17アジアカップでは、準決勝でイランと対戦した。スタメンの道脇は後半35分までプレー。「体がでかくて強い印象はあるけど、逆に言ってしまえば、あのときは早い段階で先制してポンポンポンと3-0で勝てた。先制点が本当に重要になってくる」。FW目線で2年前の勝利を思い出していた。

 U-20W杯は今年9月にチリで開催予定。アジアは4枠で、U20アジア杯で準決勝に勝ち進んだ4チームが出場権を手にできる。

(取材・文 石川祐介)


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Source: サッカー日本代表

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