[2.22 近畿高校選手権決勝 京都橘高 1-0 大阪桐蔭高 J-GREEN堺S1]
大阪桐蔭高(大阪4)は5度目の優勝こそ逃したものの、近畿2位。永野悦次郎監督は2月に真剣勝負を4試合できたことについて、「めちゃくちゃおっきいですよ」という。そして、「全体的に凄く成長は見えました。この子にはこんな性質があるんだなっていうのが、凄く見てて面白かったですね」。真剣勝負やその準備で色々な特長や成長が見れたことを評価していた。
FW住友颯太主将(2年=住吉大社SC出身)が、「(準決勝の)近江戦は上手くスペース狙いながら足元が空いたりしたんで、フリーで前向いて、そこからサイドで形を作って追い越したりして、センタリングで良いシーンまで行けてたりしたんで、良かったなと思います」。距離感近く、ボールを繋ぎながら前進する戦いで強敵・近江高(滋賀1)を3-1で下して決勝進出。ただし、全体的に攻撃が左サイドに集中てしまったほか、決勝も動きの量を増やせず多彩な攻撃を繰り出すことができなかった。
強豪校の主将を務める住友は、「(永野)監督にキャプテンという役割を指名して頂いて、自分にも自覚が芽生えて、新チームになってからは自分の学年が多くなって、仲も良くて、この近畿大会も緊張というよりはみんなで楽しんでやれたんで良かったなと思います。どんな時でもチームに悪い声じゃなくてプラスな声を掛けて、文句は言わずにみんなに前を向かせていきたいなって思います」。プレー面でも前線でボールを収めながら周囲を活かし、攻撃の起点としての役割を果たしている。
自信を持つポストプレーばかりになってしまうところがあるものの、永野監督は「裏へ飛び出すこともできたり、だいぶ良くはなってきてるかなと思います」。ただし、より動きを増やしてチームに流れを生み出すことを求め、本人もダイナミックにシュートを打ち切ることなどにトレーニングから取り組み考えを明かしていた。
それでも、準決勝で2得点のFW小松和史(2年)ら各選手が自信をつける4試合になったことは確かだ。最終ラインではDF岡仁大(2年)が健闘。永野監督は岡について「本当、成長してくれましたね。ほんとにいいタイミングで間合いを詰めて人を止めたりできてましたし、これでだいぶ自信なったんじゃないですかね」。また、指揮官も「面白いですね」と評した左WB山本隼正(1年)は競りながら前に行く強さとスピード、巧みなターンで左サイドを攻略していた。
それぞれ課題はあるものの、真剣勝負の中で何ができるかを表現。住友は「今年はホンマに(永野)監督に恩返しするためにも絶対、全国取れるみんな実力あると思うんで、まだまだなんですけど、ここからまた一緒に練習してやっていきたいなと思っています」(住友)。2学年上の2024年U-19日本代表DF尾崎凱琉(現早稲田大)のような突き抜けた存在がいないことは確かだが、大阪桐蔭は個々の特長や組織力の高さ、まとまりの良さ、そして近畿準優勝の自信も持って今後の戦いに臨む。




(取材・文 吉田太郎)
Source: 大学高校サッカー
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