[新人戦]選手権開幕戦で活躍。京都橘のゲーム主将GK平誠都は3試合連続無失点で課題と収穫の近畿制覇

京都橘高のゲーム主将GK平誠都(2年=岩田FC出身)は3試合連続無失点で近畿制覇
[2.22 近畿高校選手権決勝 京都橘高 1-0 大阪桐蔭高 J-GREEN堺S1]
 
 選手権開幕戦で印象的なプレー。GK平誠都(2年=岩田FC出身)が新生・京都橘高(京都1)のキャプテンマークを巻き、近畿制覇に貢献した。平は興國高(大阪2)との初戦で1失点したものの、その後の3試合連続で無失点勝利。決勝でも、前半終了間際にDFの連係ミスから生じたピンチで相手の前に立ちはだかった。

 0-0で迎えた後半21分にも枠を捉えてきた一撃を横っ飛びでセーブ。「僕自身も結構ミスが続いてしまってたところだったんで、ミスしないようにっていう風には考えてたんですけど。でも、CB2人が結構コース切ってくれてて、こっち(左側の)サイドしかなかったんで、もうそれは思い切って跳びました」と止め、4分後の先制点に結びつけた。

 今大会はキャッチングの部分で課題が見つかる大会に。一方で、「チームが苦しい時にどうリーダーとしてどう声を掛けることができるかっていう風には考える時間が今回あったので、それは凄い収穫になったかなっていう風には思います」。リーダーとしての声がけ、振る舞いで収穫を得て4試合を終えた。

 選手権開幕戦で前半からファインセーブを披露。PK戦で活躍した京都府予選決勝に続き、自身の注目度を高める試合にした。だが、CKから帝京高(東京)に先制点を喫したシーンはハイボールに出られずに決められたものと自己分析。「流れ悪くしちゃったんで、そこも出れるくらいのGKにならないといけないって思っていますし、まだまだ課題も見つかったんで、今回(近畿大会)でもっと練習していきたいなっていう風に思います」と誓っていた。

 過去2年のインターハイは府予選敗退。だからこそ、今年はインターハイも、選手権も必ず予選を制し、京都3冠を達成することが目標だ。その上で、京都橘にとって初の日本一を勝ち取る一年に。「(応援してくれている人のために)下向きのプレーっていうのはしていられないですし、他にも出れてないGKというのはいるんで、その責任っていうのは伴うと思うんですけど、その責任をいい方向に変えれるように、これからもやっていきたいなという風に思います」。課題と収穫を成長に繋げ、2025年度は大舞台で白星を勝ち取る。

(取材・文 吉田太郎) 
Source: 大学高校サッカー

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