[新人戦]4バック挑戦中の近江は近畿3位。注目DF藤田准也は使命感を持って「人一倍守れる選手に」

近江高のCB藤田准也(2年=Fosta FC出身、左)が相手の仕掛けをストップ
[2.22 近畿高校選手権準決勝 近江高 1-3 大阪桐蔭高 J-GREEN堺S2]
 
 目標は2023年度の全国準優勝超え。近江高(滋賀1)のCB藤田准也(2年=Fosta FC出身)は、「そのためにはやっぱり日々の練習での強度やったり、日本一になるにはどのチームにも負けてはいけない何かが必要だと思うんで、そこら辺をチームでしっかり合わせながら、発信していけたらなと思っています」と語った。

 近江は滋賀県1位で近畿高校選手権に出場。神戸星城高(兵庫3)を3-0、東山高(京都2)を1-0で下して準決勝へ駒を進めた。大会最終日は1日2試合。近江はより多くの選手に出場機会を与えるため、準決勝の大阪桐蔭高(大阪4)戦では、10番MF中江大我(2年)や俊足FW松山大納(2年)がベンチスタートだった。

 前半11分に先制点を献上。藤田は「(メンバーが異なることもあって)セカンドボールの回収がいつもより遅くて、ボランチとディフェンスの間が空いてしまって、そこで拾えずに相手に全部拾われてしまって、カウンターとか落ち着かせる部分がなかった」と振り返る。

 それでも、攻撃面ではMF中川翔介(2年)や右SB吉川愛輝(2年)ら最終ラインから前線までの各選手がドリブルで運ぶ力を発揮。相手を押し返すと、前半26分には混戦からFW安田宙央(1年)が同点ゴールを決めた。

 だが、2点目が遠かった。後半開始からMF市場琉祐(2年)とDF岩見壮汰(2年)、同12分からDF河野翔空(2年)、中江、松山を投入して一気に試合をひっくり返しにいったが、流れを変えることができない。逆に試合終盤に2点を奪われて1-3で敗れた。

 今年、近江は4バックでの戦いに挑戦中。藤田は昨年、3バックの右DFや右WBとして攻撃力を発揮していたが、現在はCBとしてプレーしている。「1対1部分であったり、広い範囲を守るっていうのが僕の使命やと思うんで。守備の部分で貢献して、人一倍守れる選手になって、あとロングパスで一気に局面を変える部分を今年はやっていきたい」という。

 守るスペースの広さなど3バックとは異なる難しさを感じているというが、技術力の高い選手たちとどのようなサッカーを表現できるのか期待する部分も。「中盤で落ち着かせる選手やったり、持てる選手はいるんで。あと、チームをまとめる選手も何人かいるんで、連係を取ってやっていけばいい」と意気込んだ。

 目標の選手にDFフィルジル・ファン・ダイクの名を挙げる藤田は、個人でも肉体強化中。登録身長182cm、体重73kgで、スピードにも「自信があります」。前に出て止める力と鋭いカバーリング、攻め上がりも特長だ。神戸弘陵との3位決定戦では吉川の決勝点をアシスト。今後は使命感を持ってゴールを守りながら、攻撃面でも貢献できる選手になることを目指していく。

 その藤田は1年時に選手権登録メンバー入り。2学年上の先輩たちが全国決勝の舞台に立つ姿を見たが、昨秋は選手権予選決勝敗退を経験した。「俺らは今年、日本一っていう目標で毎日やっています。絶対今年選手権出て、日本一になることを目指してやっていきたいと思います」。近畿大会では多くの選手が、上手くいかない試合も経験。課題を日々改善しながら、1年間かけて日本一になるための力を身につける。

右SB吉川愛輝は3位決定戦で決勝点
スピード、得点力が魅力のFW松山大納
近江の新10番MF中江大我

(取材・文 吉田太郎) 
Source: 大学高校サッカー

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