北中米W杯出場決定記者会見要旨

北中米W杯出場決定記者会見要旨
 日本サッカー協会(JFA)は21日、千葉市内の高円宮記念JFA夢フィールドで、北中米W杯出場決定記者会見を開いた。JFAの宮本恒靖会長、山本昌邦ナショナルチームダイレクター、日本代表森保一監督、MF遠藤航主将(リバプール)が出席した。

 以下、会見要旨

宮本恒靖会長
「まずはW杯出場を決めることができて日本中の皆さん、また世界中で日本代表を応援してくださっている皆さんに明るいニュースを届けられたということを嬉しく思う。W杯予選というものは自分の経験からしても、また歴史を振り返っても簡単なものではないと思っている。今回に関しても史上最速で決まった部分はあるが、その中でも色々と難しい局面があり、サウジ戦の難しい前半、ホームのオーストラリア戦、昨日のバーレーン戦とターニングポイントがあったが、そこで成果を出してくれた監督、チームスタッフに敬意を表したい。これからチームは公言しているとおり、W杯優勝を目指して活動する。10月、11月にはキリンチャレンジ杯を開催することになった。それらの試合を通してW杯を目指してもらえるサポートを協会としてしていきたい」

●山本昌邦ナショナルチームダイレクター
「今予選を通して森保監督、遠藤キャプテンを中心に数字上は余裕の突破のように見えるが、1試合1試合、一つひとつの局面を見れば、簡単な予選ではなかったと思う。選手の力を最大限に引き出すべく、コーチングスタッフ中心に、サポーティングスタッフも選手以上に多いが、移動、食事、ケガのケア、素晴らしい選手たちがたくさんいる中で、その選手たちの力を最大限発揮できるように準備してくれたことを感じていただければとお伝えしたい。W杯出場は決まったが、これから先が我々の本当の勝負だと思う。監督とキャプテンが世界の頂点を目指すと言っている以上、我々もそれを達成できるための準備をしっかりしていかないといけないと思っている。監督がよくおっしゃるが、ピッチ上だけでなく、皆さんの力を借りて、日本を変え、世界を変えるような挑戦だと思っている。これから先の挑戦を見守っていただければと思う」

●森保一監督
「本当に感謝というのが一番大きな正直な気持ち。我々がやってきた結果をチームで喜ぶということはチーム全体で戦ってきた中で共有させてもらっているが、我々の戦いを見ていただいて、ファン・サポーターの皆さん、サッカーファミリーの皆さん、日本中そして世界中で頑張っておられる日本人の皆さんが喜んでくださることが我々の喜び。昨日は最低限の結果だと思うが、いろんな方と喜びを分かち合えたということ、喜ぶ姿を見ることができて本当に嬉しく思っている。これから世界一に向けて新たなチャレンジを積み上げ、確実に前進していきたいと思っている。ファン・サポーターの皆さん、スポンサーの皆さん、いつも我々の活動を支えてくださっている47都道府県の皆さん、Jリーグの皆さん、普及・育成から我々の活動につなげてくださっている皆さんに感謝の気持ちを持ちながら、我々の活動を支えてくださっている全ての方々に感謝の気持ちを持ちながら頑張っていきたいと思う」

●MF
遠藤航(リバプール)
「まずはW杯出場権を獲得することができて本当に嬉しく思う。最速でのW杯出場権獲得になったが、戦ってみて簡単な試合はなかったという印象がある。結果を残することができたのも、日頃から会長を始め協会スタッフの力があって、選手が毎試合毎試合サッカーのみに集中することができて、その環境を作ってくれたからこそ、こうして結果を残すことができたので感謝している。メディア、ファン、応援してくださった皆さんのここまでのサポートを感謝している。ただ、昨日も話させてもらったが僕らの目標はW杯優勝。ここからが新たなスタートになると個人的には思っているので、選手としてこれからさらに激しい競争をしていく中、チームとして切磋琢磨し、これからの準備期間を1試合1試合大事に戦っていきたい」

―(森保監督への質問)あらためてW杯出場を決めた喜びをどう感じているか。昨日の試合後会見では「ここから進化していかないといけない」と話していたが、残りの最終予選3試合と今後の強化試合でどのようなところを伸ばしていきたいか。
森保監督「W杯出場権を獲得できたということは高い目標を持ちながらも、まだまだ最低限の目標かも知れないが、当たり前のようで簡単なことではない。W杯出場を決めることができて素直に嬉しく思っているし、同時にホッとしているところがある。我々がやっていることをファン・サポーターの皆さん、我々を応援してくださっている全てのサッカーファミリーの皆さんが喜んでくださっていることが我々にとっての喜び。昨日の試合が終わってからのスタジアムの雰囲気や、ここにいるメディアの皆さんを通していろんな喜びの反応を見聞きできることを非常に嬉しく思っている。これから先の強化はどこというポイントはあると思うが、全てを上げていかないといけないと思っている。選手は個の力を上げていく、チームとしても攻撃のバリエーションを増やしていく、私自身もチームとしての戦いでより選手を活かしていくための力を自分自身もつけていかないといけないと思っている」

―(遠藤への質問)試合が終わった瞬間にそれほど激しく喜んでいるわけではなかったが、W杯優勝という目線が上がったことでそういう気持ちになったのか。
遠藤「選手の感情としては出場権を獲得できてホッとしている選手が多かった印象を受けている。前回の最終予選はかなり厳しい戦いになって、感情を表に出しやすいような決め方で、今回も当たり前ではないけど、自分たちの状況は自分たちが一番理解していて、目標をW杯優勝に掲げている中、簡単じゃない最終予選で出場権を獲得できたことには感情を前面に出すよりは、まずは決められて良かったという思いを持つ選手が多いのかなという印象で、僕も同じような気持ちでした」

―(宮本会長への質問)かつての日本代表キャプテンとして遠藤航キャプテンに自分の経験を伝えたいことは。
宮本会長「我々の頃と今の選手たちは全然違うし、なかなかこれというものはすぐに思いつかないが、伝えられるとしたら自分が2002年にチームとして結果を出した時、あれだけのフィーバーがあった良さ、2006年のW杯に関しては代表チームへの期待がすごく高く、でもそこで結果を出せなかった、その時のギャップの大きさはすごく感じた。結果を出すことによって国民を幸せにするんだという気持ちがすごく大事で、結果が伴った時に本当に大きな力になるというのは本人も感じていると思うが、代表チームや代表選手が持つ力の大きさはみんなに知ってもらいたいなということを日々感じている」

―(森保監督への質問)こんなに上手くいくと不安を感じてしまうが、どのように感じているか。
森保監督「今後に向けて不安はありません。もちろん自信だけかと言われるかとそうでもないが、自信があってというよりも、現状よりも少しでも進化していく、前進していくことを常にチャレンジしていきたいと思っている。不安というよりも、いまやるべきことを未来に向けて、ベストを尽くすことを続けていきたい。日本サッカーはいま我々が最速でW杯出場権を取れたことで、8大会連続で世界一に向けて挑戦できるが、選手たち、スタッフの努力のおかげだと思っているが、同時に歴史の積み上げの中でこうやって結果を出せているところをすごく感じている。これまで歴史上で日本のサッカーの発展に貢献してくださった方々がつなげてくれた力でいまの我々がある。いまの勝利と日本サッカーの発展を考えながら、これが日本のためになるという志を持って、いまのレベルアップと未来をつなげていければと思っている。質問の答えと違うところもあるが、その気持ちでいるので不安はない」

―(森保監督への質問)最終予選を通じてスタメンはケガ人のところと、アウェー中国戦を除けば大幅には変えていないが、どのような判断だったのか。
森保監督「まずはアジア最終予選をより確実に勝っていくことが大切で、戦う中でいろんなチャレンジはこれまでもしてきているし、できる限りのチャレンジはしていきたいと思っているが、チャレンジしすぎて自分たちのペースを乱すことで勝利につながらなければ一番もったいないことになってしまうし、やってはいけないこと。より確実に勝利を積み上げていける流れを見ながら選手起用をさせていただいている。でも選手たちには常につないで勝つということを伝えさせてもらいながら共有はしているので、今後もこの形が続くかどうかはわからないところがある」

―(遠藤への質問)伊藤洋輝選手のアシストのシーンの判断をどう捉えていたか。
遠藤「個人的には先制点に関しては選手それぞれの良さが最大限発揮されたシーンだと思っている。伊藤選手に関してあれが彼の武器で、左利きでで楔をつけるボール、ロングボールで裏にチャンスを作るのが彼の良さで、あの試合で伊藤選手は前半からずっとトライしていて、そこまでうまくいっていない印象があったと思うが、個人的には彼のパフォーマンスは素晴らしかったと思っている。ああいうふうにロングボールや縦につける意識を最後までやり続けたことがああいうゴールにつながった。彼の良さが最大限発揮されたと思うし、あとは他の選手たちの能力の高さ。そこの優先順位は間違っていないし、彼の良さが最大限発揮された瞬間だったと思う」

―(森保監督への質問)バーレーン戦が終わってからどんなスケジュールでこの一夜を過ごしたか。また試合後の円陣ではどのような言葉を伝えたか。
森保監督「試合が終わってからは埼玉スタジアム2002から幕張に戻ってきて、遅めの夕食をささやかなお祝いのパーティーも含めながら食べて、その後は今朝ありがたいことにメディアの皆さんが我々のことを取り上げてくださるということで、朝の情報番組に出させていただいた。それまでは寝ようと思ったが、平常心で試合に臨んでいたとは思っていたが、やはり興奮していて、一睡もしておらず、朝の番組に出させていただいた。それから仮眠して昼食をとってここにいる。試合が終わったあとは選手にも試合後の記者会見でも先ほども同じで、選手とスタッフの頑張りを称えながら、でも我々が活動できているのはいろんな方々の支援、応援、サポーターの皆さんの共闘・応援があってこその我々だということを話をさせていただいた。内容を言ってもいいが、さっき喋ったことと同じになる」

―(遠藤への質問)リバプールという世界最高のクラブの一つにいる立場として、世界一を目指す日本代表でここから何を積み上げていく必要があるか。
遠藤「リバプールに移籍してから学ぶことがすごく多く、選手たちは良い意味で毎試合毎試合勝って当たり前の雰囲気で、そういうメンタリティを持った選手が揃っている。一つひとつの勝利に一喜一憂しないというか、目標が明確にあって、それに向けて一つひとつ積み上げていく、そこは日本代表の雰囲気に似ていると思う。それは僕がそういうことを感じてこのチームで表現していることもあるかもしれないし、それが何かタイトルを取る、何かを成し遂げるために大事なメンタリティだと思う。あとすごく細部にこだわれる、そこは選手たちのクオリティーがあるから結果が出ていて、結果が出た中でもさらに何をしないといけないかを考えて、いいサイクルがある中で継続して結果を残し続けられる。そこはタイトルを獲得するために欠かせないものになっていくと思う。あとはこのチームでもそうだが、リバプールでも誰が出ても結果を残す、特に今季のリバプールはそういった形で結果を残していて、そういったことも大事。みんながまずはチームのために何ができるかを考えていて、まとめるとすごくいいチームになってきていると感じている」

―(森保監督への質問)カタールW杯からメンバーを入れ替えずにここまできているが、今後のメンバー編成の考え方は。同じような選手を成熟させていくか、入れながら成長させていくか。
森保監督「カタールW杯から北中米W杯に向けて2期目をさせていただいて、データ的に調べてどの程度かはわからないが、私自身も印象的にはカタールW杯を経験したメンバーが今回の北中米W杯に向けても多くの選手が継続して力を発揮し続け、成長してくれて、チームの中心として戦ってくれていると持っている。しかしながら、もしかしたら継続したチームづくりの印象を持たれるかもしれないが、私自身とコーチングスタッフも含め、候補選手という部分ではニュートラルにJ1リーグ10試合を毎試合見て、海外のチームもより多くの選手を見ていくというところは、これまでの考え方を継続して持って見るのではなく、よりニュートラルに見ながら選手たちを選ばせてもらっている。そういった意味では我々が選んでいるというよりも、我々に“選ばせている”選手たちが代表で活躍してくれているといつも感じながら見ている。ただチーム作りにおいては、経験のある選手はどれだけできるかというところが計算できる中、いまとより未来に向けてというところも、若い選手の成長の芽を逃さないように、国内外の日本人サッカー選手の活躍は常にタッチできるようにしていっているつもり。機会があればチームの活動に参加してもらいながら、基準を上げてもらい、そこで成長してもらえるように、そして日本の戦力として加わってもらえるようにということはこれまでも少なからずやってきたし、これからも継続してやっていきたいと思っている。ただ、いま選んでいる選手たちはいろんな情報を持っている中、こういう選手がいるということも持っておきながらも、絶対に自分は負けないというのを見せ続けてくれている選手が多いと思う」

―(宮本会長への質問)W杯ごとに監督が変わってきた経緯がある中、森保監督が2大会連続で実績を残した。いまの代表は東京五輪世代も活躍していて、宮本会長も五輪からW杯まで同じトルシエ監督のもとでやっていたが、森保監督が2期連続で担った経験をどう感じていて、どうこの先につなげていきたいと考えているか。
宮本会長「森保監督は2018年のロシアからW杯に帯同してもらっていて、2022年のカタールで指揮を執ってもらい、今回2026年になるが、経験値の高さはこういった予選を戦うにあたって非常に重要だと思っている。もちろん次の26年の本大会を戦うにあたっても今までの経験、反省、良かった部分、いろんなことを反映して戦ってもらえると思っている。常々監督も言っているが全国の指導者がいて選手が育っているという日本サッカーとして育成、普及もすごく大事にしていかないといけないことは森保さんのメッセージと同時に我々としても伝えていきたいし、今後の選手選考は監督の頭の中にあると思うが、本大会に向けてさらにいいチームを作ってもらえると感じている」

―(森保監督、遠藤への質問)世界一という目標を掲げるにあたってどのようなプロセスを歩もうとしているか。どのようなマネジメントをしていきたいか。
遠藤「僕がW杯優勝を目標に掲げた背景には僕だけの感情ではなく、周りのW杯を経験した選手の雰囲気、悔しさを出している選手の会話を見た時、W杯優勝という目標にしたほうがいいと思った。その目標設定はアスリートにとっては非常に大事で、高すぎても難しいし、低すぎても良くないところで、僕も目標設定に関してはベスト4なのか、優勝と言ったほうがいいのかは考えていて、でもやっぱりいまのチームの雰囲気、選手たちを見ると、W杯優勝を掲げることがベストだと思って、掲げているという形。それを達成するためにこれから大事なことというのはW杯で最終的に結果を残すために、これからの試合の結果に一喜一憂しない、それは勝つこともあれば負けることもあって、最終予選残り3試合で結果が出ない時にW杯優勝どうなるのという話になるかもしれないけど、僕らの大きなアドバンテージはW杯出場権を獲得できたというところにあると思っている。そこはアスリートのメンタリティというか、W杯で結果を残すためにその過程の結果に対しては一喜一憂しないところが大事になってくると思っている。もちろん全勝してW杯に挑めるのがベストで、その中でも改善しないといけないことは出るわけで、昨日のバーレーン戦に関しても勝ったからOKではない。その積み重ねをW杯期間までやっていくことがチームとして大事で、その目標を達成するためにどんな結果が出ても過程に関してはブレず、W杯優勝を掲げるというメンタリティーをしっかりチームとして持てるか、それはメディアの皆さんもそうだし、ファンの皆さんもそうだし、同じ意識を持てるかが大事だと個人的には感じています。

森保監督「(遠藤が)監督より上のコメントをしたので喋ることがないなと思っています(苦笑)。私自身は世界一という目標について、二つ考えているところがある。一つ目は日本サッカー協会が2005年宣言の中に2050年までにW杯優勝すると宣言している。2050年までという年号はなく、W杯優勝を目指す中で戦っていくということで私自身は監督をさせていただいていて、世界一になるという強い気持ちを持ちながら、現実どうステップアップしていくかというところを考えていきたいと常日頃から思っている。もう一つはカタールW杯の時、その前のロシアW杯もそうだったが、特に監督をさせてもらったカタールW杯のクロアチア戦の敗戦後、もっと上に行けたなという思いと、選手たちが絶対に行けたという思いがあることを試合が終わった後にすごく感じた。そこでPKで負けてしまったところをオープンプレーもセットプレーもPKも含め、本当にもっともっと緻密に準備してやっていけば世界一になれるという選手たちの感覚や思いと、私自身が感じさせてもらったところで、世界一を取れるチャンスはあると思っているところがあるので、現実的な目標として世界一を考えさせてもらっている。実際日本がW杯でベスト16、岡田監督の時と私の時とPKを制していればもう一つ上に上がれて、その先にベスト8までいけばチャンスがまた広がるということで日本サッカーの経験値にあるので、世界一という目標を持ちながら全てを超えていきたいと思っている。さらにお願いをしたいが、世界一になるために我々日本代表チームの競技力だけで行ければもちろん一番いいが、自分たちも突き抜けた力をつけられるようにしていきたいが、これまでのW杯優勝国を見た時、国中の関心ごとでないと優勝できないなということを感じている。私自身、世界一になるために我々はもちろん全力を尽くしてレベルアップしていく、力をつけていくことをやりながらも、チームや組織として、そして日本中・全世界にいる日本人の皆さんの関心ごととしてサッカーを見ていただき、日本代表の戦いに対して、共闘・応援していただくこと、関心ごとにしていただくことがピッチ上の選手たちのエネルギーとなって選手たちのパフォーマンスにもつながってくると思う。現地にいるサポーターの皆さんだけでなく、ここにいるメディアの皆さんを通して我々の力となっていき、勝った暁にはこれがおこがましいかもしれないが、日本のためになると思って戦いに挑みたい気持ちでいるので、メディアの皆さんにも批判もありでも構わないので、より多くの方々に代表の試合を見ていただけるように同心円の輪を広げていただければと思う」

―(遠藤への質問)リバプールでCLに出ていて、上のステージに上がっていく難しさは知っていると思う。リバプールにいる立場として、どうしたら大きな大会で上に上がっていけると考えるか。
遠藤「W杯は短期の大会になるのでリーグ戦でタイトルを取ることと少し変わってくるというか、そういう感覚が個人的にはあるが、さっきも言ったようにこの目標からブレないことが大事で、準備期間に勝つこともあれば負けることもある中、試合でのいいところ、改善すべきところをどんどん改善していきながら最後本大会に挑んでいくことが大事。試合数が増えることに関しては気持ち的にはやるしかないというところ。最終的には説明できない気持ちみたいな部分は結果を残すために大事だったりする。もちろん戦術などもあるけど、最終的にW杯で優勝したい思いだったり気持ちは結果に左右するポイントだと個人的には思っているので、賢く準備しながらその大会を100%、120%で力を出して、決勝まで行くか行かないかだと思う。何が一番大事なのということを見失わないようにやっていきたい。

―(森保監督への質問)今後は最終予選の残り3試合、E-1選手権、9月、10月、11月、来年3月の親善試合という強化の場があるが、具体的にどう使って底上げをしていきたいか。またW杯本大会は決勝戦まで8試合を戦わないといけないが、日本はまだ4試合しか経験したことがない。8試合を超えるためのポイントをどう考えているか。
森保監督「レベルの高い選手たちが2チーム、3チーム分作れるくらいの選手層を厚くできるようにしていきたい。W杯で8試合勝っていくため、戦っていくためのチームにはレベルの高い選手がいて、全ての選手がスタメンでも出場でき、途中から出ても試合を決めたり、試合を締めたり、試合をコントロールしたり、その局面に合ったプレーをしてもらえる、かつチームのギアをさらに上げていけるような同等レベルの選手をチーム作りの中で増やしていけるようにしたい。実際にこれまでもその意図は持ってチーム作りをしてきているし、チームとしてはいろんなチャレンジをしながら選手層の幅を広げるところはしていきたい。ただ、試しすぎて大切にしないといけないチームの根幹が崩れてしまわないように、大切なところをこれまでやってきたことを積み上げていけることが大切。その積み上げの中でできるチャレンジという点で選手を見ていきたい。また代表はやはり与えられるものではなく、自分たちで掴み取るものだと思っている。経験値の低い選手にはチャンスを与えることはしないといけないが、かなり高いレベルに来てもらわなければそのチャンスを掴み取れないというところで選手の活躍に期待したい。あと我々の中でもそうだが、選手たちの日常の中で隣のキャプテンはCLにも出ていて、5大リーグで日々激しく厳しくプレーしないといけない中で、チャンピオンズリーグを戦う時はホームアンドアウェーで8試合、それ以上の連戦になることもある。W杯と同じインテンシティ、プレッシャーのかかる中で日常の戦いをしてくれる選手がより多くなることが代表ではなかなか強化できない中、日常の中では選手たちには目指していってほしいと、最近は話していないが、立ち上げの頃、カタールW杯の頃には話していたので活躍の場をしっかり見ていきたい」

―(森保監督、遠藤への質問)カタールW杯当時を振り返り、当時と比較して達成できているところ、まだ足りないものは。
遠藤「選手の立場からするとステップアップした選手が活躍しているのはある意味その形になっていると思う。誰が出ても同じような結果を残せるチームになってきたことはチームとしてポジティブだと思う。とはいえ、まだまだステップアップする選手、1年3か月の期間で選手としては所属先で結果を残し続けないといけないというところがすごく大事になる。もちろんステップアップする選手もいると思うし、そこが結局はキーになる。選手個々の成長がキーになるとその時にも話していたと思うが、そこが課題というより、理想のチームを作る上では大事なパートになっているという感覚」

森保監督「選手たちがより高いレベルで挑戦する中で、選手たちの日常の活動をどれだけ情報をキャッチできるかというところで、日々の活動の情報収集というところはしっかりしながら代表活動につなげていかなければいけないということをスタッフにも共有しながら続けている。私自身レベルアップしないといけないと思うし、それは選手個々への戦術的なアプローチの幅を広げる意味でも、世界のサッカーを生で観ながら、映像で見ながら、選手からも情報をもらいながら、レベルアップしていくことが必要だということでこれまで来ている。カタールの後にチームとしての積み上げをしていかないといけないという時、カタールW杯のコーチングスタッフの編成で、上野コーチと横内コーチがJリーグにオファーされて監督になることができたので、新たなコーチとして名波コーチ、前田コーチを招聘させてもらい、これまでになかったサッカー観、トレーニングでもチームに新しい血を入れてステップアップしていきたいとやってきた。これまでではなく、これからをどうやって作っていくかということで新しい方々の経験や知識をチームに落とし込んでいくところと、チーム内だけではなくチーム外の方々にもいろんなことを刺激をいただきながらチームを成長していけるようにやっていきたいということでいろんな方に協力をいただいている」

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(取材・文 竹内達也)


●北中米W杯アジア最終予選特集
Source: サッカー日本代表

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