3冠の可能性から一転、無冠の危機…「世界最高チーム」との大一番に挑むインテル指揮官「恐れずに戦う」

インテルを率いるシモーネ・インザーギ監督
 インテルシモーネ・インザーギ監督が30日に敵地で行われるUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)準決勝第1戦のバルセロナ戦を前に、恐れず挑むよう選手たちに呼びかけた。アメリカ『ESPN』が伝えている。

 インテルは27日のセリエA第34節ローマ戦(●0-1)で2017年以来の公式戦3連敗を喫し、ナポリに首位の座を明け渡した。23日のコッパ・イタリア準決勝第2戦でもミランに2戦合計1-4で敗れ、ベスト4敗退。トレブル(3冠)も視野に入っていた状況から一転し、無冠の危機に直面している。

 インザーギ監督はバルセロナ戦に向けた記者会見で「先週のことは全て忘れるべきだ」と主張し、次のように続けた。

「この4年間、選手たちは並外れた仕事をしてきたし、今もなおそうだ。先週の結果がそれを否定するものではない。素晴らしいシーズンだ。過去3試合の内容は分析した。私たちはもっと良くならなければならないが、それでもこの4年間、私たちは戦い続けてきた」

「先週までは、『イタリアでトップ4に入るのも難しい』と言われていた中で、全てのタイトルを争っていたんだ。私たちはあらゆるタイトル獲得を目指して戦ってきた。この選手たちとチームを悪く言うことは決してない。彼らのおかげで、私たちはこの4年間あらゆる期待を上回ってきた」

 対戦相手のバルセロナはラ・リーガで首位を快走中。26日にはレアル・マドリーを破り、コパ・デル・レイ優勝を飾っている。

 インザーギ監督は「今のバルサは世界最高のチームかもしれない」とハンジ・フリック監督の手腕を高く評価しつつも、「最大限の敬意を持って臨むが、恐れはない。目を見て戦う。バイエルン戦でもそうだった。素晴らしいチームが揃っている大会だが、私たちも一言物申すつもりだ」と強気な姿勢を示した。

 この試合ではDFバンジャマン・パバールを欠く一方、FWマルクス・テュラムが復帰し、FWラウタロ・マルティネスと2トップを組む可能性もある。インザーギ監督は「テュラムはチーム練習に参加した。良いトレーニングだった。感触は良好だが、出場判断は明日になる」と説明した。

 インテルは準優勝だった2022-23シーズン以来の準決勝進出。攻撃を牽引するラウタロは「ファンの夢を叶えるために、また決勝に進みたい。自信はあるし、実現できると信じている」と勝利を誓った。


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Source: 海外サッカー

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