[U-15関東2部B]“10年世代”代表初期メンバー入りも東急レイエスFC U-15DF庄司瑛人「一番下だと思って這い上がっていく」

DF庄司瑛人(3年)
[5.4 U-15関東2部B第9節 東急レイエスFC U-15 1-0 湘南U-15 桐蔭学園多目的G]

 U-15日本代表の5月クロアチア遠征メンバーが今月発表され、選出された東急SレイエスFC U-15のDF庄司瑛人(3年)は「自分が一番下だと思って這い上がっていく気持ち」と謙虚な姿勢で臨むことを強調した。

 日本サッカー協会(JFA)はU-15年代から代表活動を始めており、今回が2010年世代の日本代表活動初期メンバーとなる。2月には福島県で42人が参加した候補合宿を実施。3チームに分かれての紅白戦が行われ、普段センターバックや3バックの一角を務めている庄司は左サイドバックとして出場していた。本人は「ちょっとびっくりしたところもあった」と振り返りつつ、攻撃参加が強みであることもあって充実の合宿になったようだ。

 合宿中、U-15日本代表の平田礼次監督はテーマの一つとして「自分で自分を成長させること」を掲げていた。これは合宿後の取り組みにおいても重要な点であり、庄司は今シーズンを過ごす中で守備面での成長を感じているという。

「一番意識したのは1対1のところ。昔まではかわされないようにちょっと距離を置くシーンが多かったんですけど、最近はボールを奪ったりするシーンが増えています。あと、ヘディングも打点高くクリアできているシーンも増えたので良かったと思います」

 そうして果たした代表入り。庄司は「選ばれると思っていなかった。本当に自分より良い選手がたくさんいた中で選ばれたのでびっくり」と明かし、嬉しい知らせだったようだ。その上で「自分が一番下だと思って這い上がっていく気持ちでやろうというのを親と話して、天狗になるよりもしっかり下から上がっていくぞという気持ち」と確認し、驕らず日の丸を背負っていく考えだ。

 また活動前にリーグ戦が続くこともあり、「チームを引っ張っていかないといけない」と東急SレイエスFC U-15での意識も高めるところ。湘南ベルマーレU-15戦では完封勝利を果たし、持ち味の攻撃参加を見せる場面もあった。ただ庄司は満足せず、細部にこだわって相手の攻撃を封じていけるように意気込みながら、攻撃参加では得点に繋がるシーンを増やしていくことを誓った。

 今回の代表活動ではポルトガル、イングランド、ギリシャとの対戦を予定している。庄司にとっては小学3年生以来の海外遠征だといい、緊張も感じている様子。スペイン代表DFパウ・トーレスの運びや配球を参考にしながら、「まずは日本の選手たちについていくところと、そこから自分の強みをどんどん出して試合に絡めるようにするのが目標です。試合に出られるならば声とか左足のキックで貢献できたら」と意気込んだ。

(取材・文 加藤直岐)


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Source: 大学高校サッカー

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