日本代表にベテランは必要? 森保監督がチーム作りで求める要素「大和魂を伝えたり…」

日本代表DF長友佑都
 日本代表の選出基準を語った。日本代表の森保一監督はFC東京対ヴィッセル神戸の試合を視察後に取材に対応。「競争できる実力はあるという判断をさせてもらった選手たちを基本的には招集させてもらうというベースは持っておきたい」と強調しつつ、実力以外の要素も必要であることを明かした。

 FC東京対神戸の試合では、第二次森保監督体制で招集された選手も出場。昨年の北中米ワールドカップアジア2次予選まで代表活動に参加していた神戸GK前川黛也は今節フル出場。ここまでアジア最終予選で招集され続けているFC東京DF長友佑都も後半39分からピッチに立った。

 日本代表は6月のアジア最終予選ラスト2連戦、今年夏のEAFF E-1選手権、そして来年の北中米W杯を控える。まずは個の力を最優先してチームを作るが、それ以外の要素も選手に求めていくようだ。森保監督はその要素について「経験を伝えることやバランスを見て連動してくれる選手も、チームとして見ていく」と語る。

「時としてベテランを招集させてもらって、大和魂を伝えたり、代表としてどうプレーするのかどう心構えをしてオン・ザ・ピッチ、オフ・ザ・ピッチを過ごすのかという姿勢や態度を示すという意味でもベテランが必要な時もあるし、状況によっては勝負にこだわりながらも経験の場として若手を起用することもある」

 絶対的な基準として「まずは基本的に日本人のベストのプレーヤー、ベストオブベストを選ぶ」と改めて語る一方、「そのときのベストということで、色んな状況で数人は変わることはある」とチーム作りをする上で欲しい人材が変わることがあることも示唆していた。

(取材・文 石川祐介)


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Source: サッカー日本代表

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