フランス代表のディディエ・デシャン監督は、UEFAネーションズリーグ準決勝・スペイン戦を前に、バロンドール候補について「100%デンベレ」と全面的な支持を表明した。『ESPN』が伝えている。スペインにはバルセロナの逸材FWラミン・ヤマルというもう一人の有力候補がいるが、デシャンは自国選手の活躍を評価している。
FWウスマン・デンベレは、パリSGをクラブ史上初のUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)優勝に導き、5-0でインテルを粉砕した決勝戦を含む活躍が認められ、大会最優秀選手に選出された。土曜日の決勝後、バロンドールを巡る議論が過熱するなか、フランスとスペインの両国に有力候補がいる状況となっている。
フランス代表指揮官は、自身の教え子の名を挙げる。「もちろん私はウスマンを推すよ。彼はフランス人だし、今シーズンの活躍を見れば当然だ」と語った。
「このネーションズリーグも、クラブW杯も、受賞に向けた重要な要素になるだろう。もし選ばなければいけないなら、私は間違いなく“ウス”。100%、そう言うよ」
「スペイン人に聞けば、たぶん別の答えが返ってくるだろうけどね。でも、今季のウスマンの出来を見れば、彼にふさわしいことは明らかだ」
デシャン監督はまた、欧州CL決勝に出場したばかりのデンベレをはじめ、パリSGのMFウォーレン・ザイール・エメリ、FWブラッドリー・バルコラ、MFデジレ・ドゥエ、DFリュカ・エルナンデスらをスペイン戦でも起用する意向を示している。一方で、敗れた側のFWマルクス・テュラムとDFバンジャマン・パバールについても、同様に短い回復期間の中で出場を視野に入れている。
「彼らは合流しており、戦力として計算している」
「月曜の夜、彼らはとても良い表情をしていたよ。もちろん疲労はあるがね。一方、マルクスやバンジャマンは敗戦側の立場であり、感情面では違ったものがあった」
「理想的には、ああいう大舞台のあとには“落ち着き”が必要だが、今回はすぐに立て直さなければならない。試合はすぐそこだ」
また、今季限りでパリSGを退団し、レアル・マドリーに移籍したFWキリアン・ムバッペについてもコメント。今季はリーグ優勝も欧州CL優勝も逃したが、ラ・リーガ得点王に輝いている。
「彼のシーズンは君たちもよく知っているだろう。今はフィジカルもプレー内容も非常に良い状態にある。何も変わらない。キリアンは中心的存在だよ」
ネーションズリーグのもう一つの準決勝では、ドイツとポルトガルが水曜にミュンヘンで対戦。決勝戦は日曜日にアリアンツ・アレーナで行われる。なお、同会場はパリSGが欧州CLを制した場所でもある。
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Source: 海外サッカー
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