「全国に行きたい」熱意を込めたロング弾も!! 横浜FM JrユースFW松尾健吾が関東予選初戦でハットトリック

FW松尾健吾(3年)がハットトリック
[6.7 関東CY2回戦 横浜FM Jrユース 5-1 S.T.FC フロンタウン]

 まさかのキックオフ被弾から始まった一戦も、FW松尾健吾(3年)がハットトリックの活躍で横浜F・マリノスジュニアユースの勝利を導いた。

 横浜FM Jrユースはクラブユースサッカー選⼿権の関東予選で初戦に臨むも、キックオフの流れから超ロングシュートを決められ、開始わずか5秒ほどでビハインドを背負った。それでも「絶対勝てると信じていたので落ち着いていました」と松尾。前半のうちにチームに同点弾が生まれると、1-1で折り返した後半にゴールラッシュを見せた。

 まずは後半5分、右サイドからFW藤澤斗亜(3年)が上げたクロスボールに反応。「チームが苦しかったから自分が決めなければいけないという意識を持って入っていけた」という中でヘディングシュートを決め、チームに逆転ゴールをもたらした。

 圧巻だったのは直後のプレー。相手のキックオフから即座にボールを奪うと、「(ゴールに)いったらスーパーゴールだなって」脳裏によぎったといい「全国に行きたいという強い思いがあって振りました」。センターサークルを越えたあたりから放ったボールはゴールに吸い込まれ、電光石火の追加点になった。

 なおも松尾は後半20分、藤澤のシュートがGKに防がれたボールに滑り込んでハットトリックを達成。中学では初のハットトリックだといい、「逆転できてすごい良かったです」と笑みを浮かべた。

 横浜FM Jrユースは逆転勝利を収め、全国大会まであと2勝に迫った。松尾はFWサディオ・マネの献身性を意識しながら、「前線からボールを奪ってそのままゴールに繋げるプレー」を武器に関東予選の突破と、その先の日本一に貢献していく考え。「毎試合得点に絡んでチームの勝利に関わる選手でいたい」と意気込み、このハットトリックをゴールラッシュの始まりにしていく。

(取材・文 加藤直岐)
Source: 大学高校サッカー

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