青森GK廣末陸が横浜FM破る“ジャイキリ”PK弾!! 好セーブ&追加点導くロングキックでも圧巻の大活躍

GK廣末陸
[6.11 天皇杯2回戦 横浜FM 2-0 青森 ニッパツ]

 第105回天皇杯は11日、2回戦を各地で行い、JFL所属のラインメール青森FC(青森)がJ1の横浜F・マリノスを2-0で破った。前半37分にGKの廣末陸がキッカーとしてPKを沈め、先制点を奪い、廣末は守備でもファインセーブで横浜FMの反撃を阻止。同アディショナルタイム1分にも廣末のロングフィードを起点にFWルイス・フェルナンドが追加点を決め、堂々のジャイアントキリングを成し遂げた。

 ホームの横浜FMは19歳を迎えたばかりのFW望月耕平をプロ初先発起用をした一方、GK朴一圭、MF渡辺皓太、MF天野純、MF山根陸、FWエウベルら経験豊富な選手も先発。それでも前半4分、MF井上健太のクロスに反応した天野のシュートが廣末のスーパーセーブに阻まれると、その後も決定機をことごとく決め切れず、苦しい展開に追い込まれた。

 すると青森は前半35分、FWベッサがドリブルで突破してスルーパスを出すと、これに反応したFWルイス・フェルナンドがDFサンディ・ウォルシュのファウルを誘ってPKを獲得した。キッカーは昨季まで4年連続で公式戦でゴールを決めているGKの廣末。朴との駆け引きを制して冷静に右へと蹴り込み、1-0とした。

 さらに青森は前半アディショナルタイム1分、廣末がロングフィードを右サイドに送り込むと、MF佐久間駿希がDF鈴木冬一と入れ替わってゴール前にドリブルで侵入。最後はグラウンダーでのクロスでGK朴のミスを誘うと、ファーサイドに走り込んだルイス・フェルナンドが決めた。

 後半開始時、横浜FMはユース所属の17歳MF加藤海輝、DF松原健、DF加藤蓮を入れて反撃を試みるも、引き続き決定機を活かせない展開が続き、押し込みながらもノーゴールのまま終盤へ。最後はDF山村和也を前線に上げてパワープレーに出たが、廣末の安定した守備に阻まれ、そのままタイムアップを迎えた。

 試合後、廣末はフラッシュインタビューで「自分たちがやってきたことに自信があったし、しっかりそれが発揮できれば勝てると思っていた。試合の入りからいいプレーができて勝てたことをホッとしている」と喜びを表現。PKについては「練習からPKはチームでやっていることなので冷静に決められて良かった。前半入りから苦しい時間が続いたけど、味方がしっかり体を張ってPKのワンチャンスを作ってくれたことに感謝。絶対に外せない気持ちで蹴った」と謙虚に振り返った。


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Source: 国内リーグ

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