Jリーグは17日、5月度の「2025明治安田Jリーグ月間ヤングプレーヤー賞」を発表し、J1では名古屋グランパスのGKピサノアレックス幸冬堀尾(19)が初受賞を果たした。
2006年1月10日生まれのピサノは名古屋U-18から昇格2年目の今季、GKシュミット・ダニエルの負傷離脱に伴って5月3月の清水戦でJ1デビュー。期間中の6試合をわずか3失点で切り抜け、3勝3分の無敗に導いていた。
選考委員からは「結果が出ていることがまず素晴らしい。ビルドアップやクロスボールへの対応もどっしりとしている。両足も蹴れるし、体格が大きいのに動ける。将来が楽しみな選手」(南雄太委員)、「名古屋の“反撃”を呼び込んだ若き守護神。先発に名を連ねてからチームは負けなし。落ち着いたゴールキーピングを披露した」(北條聡委員)と高い評価が送られた。
なおピサノは今年4月下旬、出場機会が少ないポストユース世代の選手に実戦機会を与えるためJリーグとJFAが共同で創設した新プロジェクト「ポストユースマッチ」を経験。大学生とのテストマッチを機に試合感を積み、J1リーグ戦でのデビューと飛躍につなげていた。
ピサノの台頭には選考委員を務めるJリーグ、JFA関係者も手応えを感じている様子。総評にも「JFA/JリーグポストユースマッチではPK戦で敗戦。そんな経験を経て翌週のリーグ戦から出場し負けなし。これをきっかけにもうひとつステップアップしてもらいたい」(足立修委員長)、「JFA/JリーグポストユースマッチでU-22Jリーグ選抜に選ばれた。こういう選手がリーグで出場し、活き活きとしていくことを大事にしたい」(JFA技術委員会)と前向きなコメントが出た。
ピサノはJリーグを通じて「このような素晴らしい賞をいただくことができ、非常に嬉しく思います。自分一人の力ではなく、名古屋グランパスに関わるすべての方の支えがあってこそ、このような賞をいただくことができました。シーズンの最後まで全員で全力で闘い抜きたいです。引き続き応援よろしくお願いします!」とコメントしている。
またJ2リーグではV・ファーレン長崎のMF安部大晴(21)、J3リーグでは松本山雅FCのFW田中想来(20)が受賞。いずれも育成組織出身から上がってきた生え抜きの選手で、安部は昨年9月に続いて2度目、田中は4月に続いて2か月連続2度目の受賞となった。
2025明治安田Jリーグ
月間ヤングプレーヤー賞【5月度】明治安田J1リーグ
ピサノ アレックス幸冬堀尾 選手(名古屋グランパス)@nge_official受賞コメント・総評⏬https://t.co/ls6AgBGcJo pic.twitter.com/ITznkR6qwE
— Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) June 17, 2025
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Source: 国内リーグ
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