[6.27 国際親善試合 日本女子 1-3 スペイン女子 マドリード]
日本女子代表(なでしこジャパン)は27日、国際親善試合でスペイン女子代表と対戦し、1-2で敗れた。前半30分にFW田中美南が先制点を決めるが、前半44分に追いつかれる。後半21分にはミスから逆転を許し、43分にはダメを押された。
日本はシーズン中のアメリカ・NWSL組を中心に4-3-3でスタメンを構成。GKは山下杏也加(マンチェスター・C)、4バックは左からDF北川ひかる(ヘッケン)、DF古賀塔子(フェイエノールト)、キャプテンマークを巻くDF熊谷紗希(ロンドン・シティ・ライオネス)、DF守屋都弥(エンジェル・シティ)。アンカーにMF三浦成美(ワシントン・スピリット)、インサイドハーフは左がFW松窪真心(ノースカロライナ・カレッジ)、右がMF宮澤ひなた(マンチェスター・U)。前線3人は左からMF藤野あおば(マンチェスター・C)、田中(ユタ・ロイヤルズ)、MF浜野まいか(チェルシー)が並んだ。
女子EURO開幕直前のスペインとの一戦となった。日本は終始ボールを握られながら、パスワークを封じるべく前線からプレスを仕掛けていった。
前半18分、日本は思わぬアクシデント。北川がボールを扱ったときに右ひざを痛めてしまう。自らの足で歩けてはいたものの、プレー続行はできず。代わりにDF宝田沙織(C大阪ヤンマーレディース)が出場した。古賀が左SBに移動し、宝田が左CBに入った。
守備に徹する日本だが、前半30分に守から攻の切り替えで先制に成功する。最前線の田中が相手のパスコースを読んでカット。そのまま右に展開し、浜野が右サイドを駆けあがる。松窪がゴール前まで走り、相手の最終ラインを押し込めると、浜野はマイナス方向に折り返しのパス。PA中央でボールを収めた田中は相手選手を背負いながら反転し、左足シュートを決めた。
先制したものの、その後も押し込まれる展開が続く。すると前半44分に失点。中盤で細かいパスワークで突破を許すと、左サイドからDFオナ・バジェにクロスを上げられる。最後はFWクラウディア・ピナに右足ダイレクトを決め切られ、1-1と同点に追いつかれた。
前半はそのまま1-1で後半に折り返す。日本はハーフタイムで2枚替え。藤野と三浦を下げ、MF杉田妃和(ポートランド・ソーンズFC)とMF長野風花(リバプール)が出場した。さらに後半16分には3枚替え。宮澤、浜野、熊谷に代えて、MF谷川萌々子(バイエルン)、MF籾木結花(レスター・シティ)、DF南萌華(ローマ)が入った。
後半21分、日本はミスから逆転を許す。GK山下のビルドアップから谷川がボールを受けるが、相手選手との交錯で体勢を崩してボールロスト。MFビッキー・ロペスに拾われ、冷静に決められる。1-2と試合をひっくり返された。
追いかける展開となった日本は、隙を突いて相手ゴールに迫るも得点できず。後半43分にはFWアテナ・デル・カスティーヨにダメ押しのミドルを決められ、1-3と点差を広げられた。
試合はそのまま終了し、前回W杯王者に1-2で敗戦。ブラジルとの2連戦で連敗を喫していた日本は、今回で公式戦3連敗となった。7月のE-1選手権は今回のメンバーではなく、国内組中心に臨む。
[速報] スペイン相手になでしこが先制!
国際親善試合⚽️
スペイン女子代表 vs なでしこジャパン
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PA内でパスを受け取った田中美南が
うまく反転し先制点を突き刺す!
\@jfa_nadeshiko— アベマサッカー (@ABEMA_soccer) June 27, 2025
Source: サッカー日本代表
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