フランクフルト堂安律、元同僚の熱烈オファーも決め手に「対戦するたびに待ってるよと」

MF堂安律
 フランクフルトに加入した日本代表MF堂安律が14日、現地で記者会見に出席した。背番号20を受け継いだ長谷部誠氏について「彼はフランクフルトだけでなく、日本でも非常に偉大なレジェンド。残念ながら僕が日本代表に選ばれる前に代表を引退してしまったので一緒にプレーすることはできなかったけど、僕にとっては憧れの存在だった」と敬意を語った。

 昨季まで3シーズンにわたってフライブルクでプレーしていた堂安は今月7日、フランクフルト加入が決定。2014年夏から24年夏まで10年間所属した長谷部氏(日本代表コーチ兼フランクフルトU-21のアシスタントコーチ)の20番を受け継いだ。同クラブではこれまで高原直泰氏、稲本潤一氏、乾貴士、鎌田大地もプレーしており、史上6人目の日本人選手となった。

 堂安はこの日の会見で「ディノ・トップメラー監督が僕をどのように使いたいかを説明してくれて、経営陣も僕と契約するために努力をしてくれた。その費やした熱量を嬉しく思ってフランクフルトを選んだ。交渉が長引いてもアイントラハト(愛称)に惹かれていた」と移籍の経緯を語った。

 また移籍にあたってはPSVで共にプレーしたMFマリオ・ゲッツェからの熱烈なオファーもあったという。堂安は「今回のオファーが来てから詳しく話をしたわけではないけど、いつも対戦するたびに『待ってるよ』と言っていたし、『いつ来るの?』『まだサインしていないの?』とメッセージを送ってきていた」と明かし、「PSVでは良いコンビネーションを築けていたので、また一緒にプレーするのが楽しみ」と微笑んだ。

 さらに堂安は自身のプレースタイルについて「最大の強みは左足のシュート。昨季はそれを発揮することができたし、(10ゴールという)結果で証明することができた」とアピール。その上で「最初の2シーズンはそうではなかったけど、昨季はチームの戦術が僕のほうに向いていた。フランクフルトで同じようになるとは思っていないけど、逆にチームメートにパスを出して、みんなに利益をもたらしたい」と意気込んだ。


●海外組ガイド
●ブンデスリーガ2025-26特集
▶話題沸騰!『ヤーレンズの一生ボケても怒られないサッカーの話』好評配信中
Source: 海外サッカー

コメント

タイトルとURLをコピーしました