[8.20 クラセンU-15 JFAアカデミー福島U-15 0-4 G大阪Jrユース 厚別サブ]
ガンバ大阪ジュニアユースのMF助川峻英(3年)にゴールこそなかったが、たしかな存在感を発揮した。快勝に貢献し、「決め切りたかったですけど、あそこでシュートを打ったりチャンスを作れたりしたのはよかった」と試合を総括した。
助川は開始1分、敵陣でボールを奪って左サイドを突破。クロスを上げてCKを獲得し、チームに試合の流れを引き寄せた。続く9分にはハーフウェーラインを越えたあたりからドリブルで前進し、ペナルティエリア手前まで持ち運んで右足一閃。これはGKにセーブされた。
なおも助川は前半12分、ペナルティエリア左角付近でDF竹原玲音(3年)のパスを受けると、竹原がワンツーの動きで相手DFを釣ったことを囮に、軸足の裏を通す華麗なターンを披露した。「相手をちゃんと見て逆をとったりするのは得意なので、その武器が出せてよかった」と振り返るプレーで相手を置きざりにすると右足で鮮やかなコントロールシュートを放ったが、GKのスーパーセーブで得点には至らなかった。
それでもCKのキッカーも務めてチャンスに関わっていくと前半18分、左サイドから3人をかわしてペナルティエリア内にスルーパスを供給。助川はそのままペナルティエリア内に入ってリターンに反応し、外に流したところをMF佐野央成(2年)が合わせて先制点に関与した。「結構立ち上がりに攻められていて、その展開の中で先制点を取れたのはデカかった」と助川。最終的にチームは4-0の快勝を収めた。
助川はもともとボランチでプレーしていたといい、1年生の後半にサイドハーフを試したところ感触が良く主戦場をサイドに変更。「サイドハーフでは相手の逆をとるドリブルが生かせるのでサイドの方が得意」と躍動している。その上で元MFエデン・アザールのプレーも参考に、仕掛ける力を磨いているようだ。
今大会では切り返しで相手を転倒させての突破からゴールも奪っている。助川は得点やアシストを重ねて勝利に貢献していくことを誓い、「勝ちを積み重ねていって優勝までいきたい」と力を込めた。
(取材・文 加藤直岐)
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Source: 大学高校サッカー
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