日本サッカー協会(JFA)は22日、日本女子代表(なでしこジャパン)が10月24日にイタリアでイタリア女子代表と、同月28日にスペインでノルウェー女子代表と対戦することを発表した。キックオフ時間やテレビ放送については未定。
FIFAランク8位の日本に対し、イタリアは12位。日本は最後に対戦した2015年キリンチャレンジカップの1勝のみで、あとは7敗と負け越している。ノルウェーのランキングは13位。日本は7勝3分と勝ち越してきた。
ニルス・ニールセン監督はそれぞれの対戦相手について、JFAを通じてコメントを発表している。
・イタリアについて
「イタリアとの対戦をとても楽しみにしています。イタリアは近年女子サッカーに大きな投資を行っており、歴史ある男子クラブのほとんどが女子のプロチームを持つようになりました。イタリアは、かつての女子サッカー強豪国としての地位を再び確立しつつあります。今年の夏にはUEFA女子EURO2025で準決勝に進出しました。準決勝ではイングランド相手に先制点を奪いましたが、後半アディショナルタイムに同点に追いつかれ、延長戦で敗れました。それでも、イングランドを最後まで追い詰めた彼女たちの力は広く認められています。さらに、イタリアは近年の厳しい欧州予選を勝ち抜き、直近2大会連続でFIFA女子ワールドカップ出場を果たしており、着実にチームを強化していることが分かります。 なでしこジャパンにとって、イタリアとの対戦は10年ぶりとなります。その間、両チームともに選手の入れ替わりが大きく、特別な先入観なく試合に臨むことができるでしょう。来年3月に開催されるAFC女子アジアカップオーストラリア2026(FIFA女子ワールドカ
ップ・ブラジル2027のアジア最終予選も兼ねる)まで、代表活動は10月と11月の2回しか残されていません。その意味でも、イタリア戦は非常に貴重な機会であり、チームのさらなる成長につなげていきたいと考えています。私たちはまだコンセプトの要素を磨き上げる必要があり、試合の締めくくり方にも取り組む必要があります。そうすることで、強豪国相手にもポジティブな結果を得たいと思います」
・ノルウェーについて
「10月の代表活動期間では、イタリアに続き、ノルウェーと対戦できることを大変うれしく思います。ノルウェーは、FIFA女子ワールドカップ優勝の経験を持つ数少ない国の一つであり、女子サッカーが盛んな北欧を代表する強豪です。ここ数年は以前のような成績ではなかったかもしれませんが、今夏のUEFA女子EURO2025ではノックアウトステージに進出し、イタリアと接戦を繰り広げるなど、世界トップレベルの実力を改めて示しました。 体格を生かした戦いを仕掛けてくる相手に対し、我々がどのように対応できるかは非常に重要です。この試合に向けてしっかりと準備を整え、チームの成長につなげていきたいと思います」
Source: サッカー日本代表
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