アーセナルがクリスタル・パレスのMFエベレチ・エゼ獲得に大きく前進した。『ESPN』によると、最大6750万ポンド(約134億円)に達する条件でクラブ間合意に達したという。
トッテナムは22日にパレスと合意に至り、すでにエゼ本人とも個人条件で折り合いをつけていたことから、契約成立に自信を深めていた。しかしその日の午後、アーセナルが急転直下の動きを見せる。MFカイ・ハバーツが膝を負傷し、長期離脱の可能性が懸念されたことを受け、補強の必要性が浮上したためだ。
関係者によれば、アーセナルはエゼ本人とも条件面で合意。移籍金は6000万ポンドに出来高750万ポンドが加わる内容とされる。エゼは当初、22日に行われたUEFAカンファレンスリーグ・プレーオフのフレドリクスタ戦に出場予定だったが、最終的にメンバーから外れた。
オリバー・グラスナー監督は試合前に「正直、彼が先発すると考えていた。しかし今朝になって“試合でプレーする気分ではない”と電話を受けた。もちろん私はそれを受け入れなければならない。残りのことは会長に尋ねてほしい」と語り、移籍が目前であることを示唆。試合後には「新しいクラブでの幸運を祈ることになるだろう」と述べ、エゼのパレスでのキャリアが終わった可能性を認めた。
アーセナルは水曜以前、エゼに対する具体的な動きを見せていなかったという。しかしハバーツが公開練習を欠席し、クラブは詳細な検査結果を待つ状況となった。初期の所見は長期離脱のリスクを示唆しており、クラブが即座に市場に戻る決断を下すきっかけになったとされる。
27歳のエゼは契約を2年残しており、当初はトッテナム移籍に前向きとみられていた。ただし本人は幼少期からアーセナルのファンであり、最終的に心は北ロンドンのライバルへと傾いたようだ。
トッテナムは他の補強候補に切り替える見通しだが、移籍市場での苦戦は続いている。獲得間近とされたMFモーガン・ギブス・ホワイトも、最終的にはノッティンガム・フォレスト残留を選び新契約にサインした。
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Source: 海外サッカー
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