[9.6 U23アジア杯予選GL第2戦 日本 2-1 ミャンマー ヤンゴン]
“ロス五輪世代”のU-22日本代表は6日、AFC U23アジアカップ予選のグループリーグ第2節でU-22ミャンマー代表と対戦し、2-1で勝利した。後半7分に右CKからDF岡部タリクカナイ颯斗が先制点を挙げたが、同35分にCKを押し込まれて失点。だが後半45分にMF名和田我空がPKを獲得し、自ら決めて2試合連続ゴールで勝ち越した。この後、日本時間午後9時半のクウェート対アフガニスタンが引き分ければ、1試合を残して日本の首位が確定し、予選突破が決まる。
初戦で勝利した日本は先発11人全員を変更。4-3-3の布陣でGKは小林将天、4バックは左からキャプテンマークを巻くDF小杉啓太、DF土屋櫂大、岡部、DF稲垣篤志。アンカーはMF山本丈偉、インサイドハーフは左がMF川合徳孟、右がMF保田堅心。前線3人は左からFW石橋瀬凪、FW後藤啓介、FW塩貝健人。小杉、保田、後藤、塩貝の海外組4人が名を連ねた。
ミャンマーを率いるのは鹿島アントラーズでコーチとして大岩剛監督とともに戦った黒崎久志監督。大岩監督を知る相手に対し、日本は左サイドで小杉、石橋、川合が連係を見せる。深い位置まで進んでクロスを上げるも、決定機とはならない。今大会で初顔合わせのメンバーも多く、パスが合わない場面も続出。あわやカウンターの場面で土屋や岡部が防いだ。
前半15分あたりから日本は連続でセットプレーを得る。左は川合が、右は小杉がキッカーを務めた。しかし相手のブロックを破れず。23分にはセットプレーの流れから左サイドの川合が右足でインスイングのキック。ゴール前の土屋が頭で合わせるも、わずかにゴール上に外れた。
守備を固めるミャンマーに対し、日本は何度も敵陣に迫る。前半33分、岡部が右サイドに展開し、稲垣が右足でクロス。ゴール前の塩貝が強引にヘディングシュートを打つも、相手に競られてミートせず。34分には稲垣が右サイドを強引に突破。そのままPA右角付近から左足シュートも、内巻きの弾道はゴール左隅からわずかに逸れた。
チャンスを決め切れない日本は、自らリズムを崩す。前半36分、パスが合わずに中盤で奪われると、センターサークル付近からロングシュートを打たれる。わずかにゴール枠内を外れて事なきを得た。前半アディショナルタイムに日本は数度決定機を作るが、強引さが足りずにスコアレスで前半を終えた。
ハーフタイムで日本は交代カードを切らず。耐えながら何度も敵陣に入り込み、セットプレーの機会を得ていく。すると後半7分に待望の先制ゴール。右CKを小杉が左足で蹴り、ゴール前の岡部がヘディングシュートを叩き込む。ようやく均衡が破れ、日本が1-0とリードした。
スコアを動かしながらも、展開は大きく変わらない。日本は後半14分、地道に得た右CKから小杉が左足キック。岡部のヘディングシュートはクロスバーをかすめて枠外に外れた。
後半17分、日本は自陣PA付近から岡部がロングフィード。最前線に抜けた後藤が飛び出してきた相手GKを見計らい、ダイレクトでループシュートを放つ。ゴールネットを揺らしたが、オフサイドの判定でノーゴールとなった。
日本は後半19分に3枚替え。後藤、保田、石橋を下げ、FW新川志音、MF矢田龍之介、FW古谷柊介が入る。塩貝が1トップに入り、左が新川、右が古谷と前線に並ぶ。矢田は右インサイドハーフでプレーした。29分には川合に代えて、名和田が出場した。
後半30分過ぎにはミャンマーに自陣PA内まで迫られる。相手のセットプレーが続く中、稲垣が足を痛めてピッチ外に運ばれ、DF松本遥翔が出場。すると直後の35分、左CKをニアサイドまで通されると、FWスワン・ヘットに押し込まれた。痛恨の失点で1-1と追いつかれた。
しかし、後半45分に敵陣PA内でパスを受けた名和田が倒されてPK獲得。名和田がキッカーを務め、豪快なシュートを決めた。
試合はそのまま終了し、日本が2-1で2連勝。苦戦しながらも価値ある白星を手にした。9日の最終節ではクウェートと対戦する。
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Source: サッカー日本代表
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