
サッカー日本代表は現地時間6日(日本時間7日)、国際親善試合でメキシコ代表と対戦し、0-0で引き分けた。アジア勢以外、それもFIFAランキングで上回る相手との久々の対戦ということで注目度は高かったが、お茶の間に勝利の二文字を届けることができなかった。
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久保建英や三笘薫、遠藤航、鎌田大地、堂安律など、今シリーズで考えられるベストメンバーを送り出した日本代表は、立ち上がりから果敢なプレスを仕掛け、試合の主導権を握ることに成功。しかし、なかなかシュートには持ち込めず、良い流れだったのにもかかわらず、前半を0-0で折り返すことになった。
後半に入っても、ゴールの匂いはそれほど強くならず。逆に選手交代を機に、徐々にメキシコにペースを奪われるようになってしまった。そして、スコアレスのままタイムアップ。史上最強と謳われる森保ジャパンでも、北中米カリブ海の強豪を破ることはできなかった。
試合後には、スタジアムからメキシコサポーターによるブーイングが響いた。決して日本代表を下に見ているわけではないはずだが、0-0という結果には、当然ながら満足していないのだろう。
もちろん、日本サポーターも同じ思いのはずだ。
日曜のお昼という見やすい時間帯に、地上波放送があり、相手は実力拮抗のメキシコ。こんな好条件が揃うことは滅多にない。ライト層もかなり多かったはずだが、ゴール生まれない0-0では、失望感も大きいはずだ。
日本代表は、なぜか地上波放送がある試合で塩試合、または負け試合を披露してしまうことが多い。AFCアジアカップカタール2023の時も例に漏れず、新規ファンを獲得しやすい状況で、それを取り逃し続けている。
放映権料の高騰により、近年は日本代表の試合であろうとも、地上波での放送が当たり前ではなくなった。だからこそ、ライト層にも届く試合で勝利を収める重要性は年々増している。もちろん「全勝」は現実的ではないが、強敵相手に引き分けで「成長した」と言っていい時代ではないということは強調しておきたい。
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Source: サカサカ10
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