[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[9.13 NBCS U-16予選リーグEブロック第1節 東海大相模高 0-2 青森山田高 時之栖うさぎ島5]
2度目の優勝を狙う「NEW BALANCE CHAMPIONSHIP 2025 U-16」初戦で1ゴール1アシストの活躍。FW石井珂那汰(1年=青森山田中出身)が、青森山田高(青森)を白星発進へ導いた。
石井は0-0の前半終了間際に先制点。右ロングスローの流れから右SB福地将太の上げたクロスを完璧なヘッドでゴールに突き刺した。「福地が良いクロスくれたので、あと合わせるだけでした」と石井。さらに後半7分には、左サイドからの右足CKをCB新井琉真の頭にピンポイントで合わせた。
石井はこの日、前線で周囲と係る動き。また、切り替え速く相手の背後を狙い、守備でも貢献した。「普段、自分は1.5列目で受けてチャンスを作るんですけど、今日は雨の影響でそういうことができなかったので、守備から入って、前から蹴らせない守備ができて良かったと思います」。自身の強みを「誰よりも多くチャンスを作れるところ」と言い切る石井は、青森山田から求められる部分を徹底していく意気込みだ。
「山田は1本中1本にこだわるチームなので、2-0ですけど、2点差のゲームじゃなかったと思いますし、もっと1本中1本で決めて、もっと大量得点と無失点で勝てるようなチームになりたいです。(今大会は) 無失点で『百戦百打一瞬の心』の気持ちを持って全勝で勝ちたいです。(個人としては)得点王を狙います」
石井は府中新町FC 時代の先輩である注目MF長谷川滉亮(3年)の背中を追って中学生から青森山田へ。青森山田中高で磨かれてきた力を発揮し、個人でも違いを生み出せるような選手、1本中1本を決め切るような選手になる。


(取材・文 吉田太郎)
Source: 大学高校サッカー
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