U-20W杯アジア勢は16強で全滅…直近大会準V→4強の韓国も敗退、モロッコ突破で“死の組”3か国いずれも準々決勝へ!!

韓国は1-2で敗れ、ベスト16敗退
[10.9 U-20W杯ラウンド16 モロッコ 2-1 韓国 ランカグア]

 U-20ワールドカップは9日、ラウンド16(決勝トーナメント1回戦)を行い、C組首位のモロッコがB組3位の韓国を2-1で破った。モロッコは前回の出場で4位躍進を果たした2005年以来の準々決勝進出。“死の組”と称されたC組は首位モロッコ、2位メキシコ、3位スペインがいずれも8強に生き残った。一方、韓国が敗れたことでアジア勢は全滅となった。

 アフリカ予選を2位で突破したモロッコが、アジア予選ベスト4の韓国を圧倒した。

 まずは前半8分、カウンターからFWウスマン・マーマ(ワトフォード)が右サイドを駆け上がり、ゴール前にグラウンダーのクロスを送ると、ファーに流れたボールをMFジェシム・ヤシン(ダンケルク)がミドルシュート。これが相手DFに当たってボックス内に浮き上がると、FWヤシル・ザビリ(ファマリカン)が鮮やかなバイシクルシュートで合わせた。これは枠を外れる軌道となったが、DFシン・ミナ(江原FC)に当たったボールがゴールに転がり込み、オウンゴールでモロッコが先制した。

 その後は韓国がボールを握る時間帯が続いたが、モロッコはマーマとヤシンの両ウイングが献身的なプレスバックを続け、決定機は作らせない。すると後半13分、モロッコは右サイドをマーマが強引に突破すると、相手SBを抜き切らずに上げたクロスにザビリが反応。強烈なヘディングシュートを突き刺して2-0とした。

 その後もモロッコはしたたかな試合運びを続け、ゴール前をしっかり固めていたが、後半アディショナルタイム4分、ボックス内で空中戦を競り合ったDFイスマイル・バフティ(シュトラム・グラーツ)にハンドがあり、土壇場でPKを与えた。すると韓国はこれをFWキム・テウォン(ポルティモネンセ)が決めて1点を返した。だが、反撃はここまで。モロッコが堂々のベスト8進出を果たした。

 一方、韓国は2019年大会で準優勝、23年大会でベスト4と近年の大会で躍進が続いていたが、無念のベスト16敗退。グループリーグ1勝1分1敗で「各組3位の成績上位4チーム」で勝ち上がったが、“死の組”を突破したダークホースを破れなかった。アジア勢はオーストラリアとサウジアラビアがグループリーグ敗退、日本もベスト16で破れており、アジア勢は全滅となった。

 モロッコは12日の準々決勝でアメリカと対戦する。


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Source: 海外サッカー

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