アイルランド代表がEURO2024予選を突破するため、11月18日の第9節オランダ代表戦で負けた方が有利になるという珍しい状況に直面している。イギリス『スポーツ・バイブル』が伝えた。
EURO2024予選では各グループの上位2チームが本大会出場。ストレートインを逃した各組の計12チームが4チームずつ3組に分かれてトーナメント方式のプレーオフを行い、勝者3チームが出場権を獲得する。
プレーオフ進出チームは、UEFAネーションズリーグのランキングに基づいて決定。同メディアによると、アイルランドがプレーオフに出場するためには、アイルランドよりランキング上位でありながらストレートインできなかったチームが7チーム以上存在してはならないという。
アイルランドが入ったグループBでは、すでに首位フランス代表(勝ち点18)が突破を決め、2位オランダ(勝ち点12)、3位ギリシャ代表(勝ち点12)、4位アイルランド(勝ち点6)、5位ジブラルタル代表(勝ち点0)と続いている。
2位以内の可能性が消滅しているアイルランドにとって、オランダはネーションズリーグのランキング上位で、ギリシャは下位。アイルランドがオランダに勝ってギリシャのグループ2位浮上をアシストすると、プレーオフ争いで自らの首を締めてしまうのだ。
同メディアは公式X(旧ツイッター)で「アイルランドがEURO2024に出場するには、オランダに負ける必要がある。これはクレイジーな状況だ」と投稿。また、記者のギャビン・クーニー氏が「これは本当に馬鹿げている。アイルランドはオランダに負けることで、プレーオフ進出への希望が大きく膨らむ」とコメントしたことも紹介した。
11月18日の第9節オランダ戦はアイルランドにとって最後の試合となる。オランダはアイルランド戦を含めて残り2試合。ギリシャは第9節で試合がなく、11月21日の第10節フランス戦が最終戦となる。
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Source: 海外サッカー
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