日本代表とデュッセルドルフで異なるパフォーマンス…田中碧の“謎”についてドイツ紙が見解

日本代表で好プレーを見せるMF田中碧
 デュッセルドルフ(ドイツ2部)の日本代表MF田中碧がクラブと代表でパフォーマンスに違いがあることについて、ドイツ『ビルト』が見解を示した。

 田中は13日に行われた国際親善試合のカナダ代表戦(○4-1)で2ゴールを挙げるなど、代表で好プレーを維持している。その一方で、デュッセルドルフでは2021年夏の加入から通算64試合2ゴール4アシストと、真価を発揮し切れていない。

 同紙は「日本代表では長らく好調を維持してきた」田中が「なぜデュッセルドルフではそのような姿を見せないのかという疑問がますます湧いてくるところだ」とし、ダニエル・ティウネ監督のコメントを次のように紹介した。

「今の彼にとっては簡単なことではない。彼はまだ若いということなのかもしれない。2部リーグを完全に理解するには、まだ何かが足りないと彼自身も言っていた」

 代表とクラブのパフォーマンスに大きな乖離があるのは、ドイツ2部のプレースタイルと合わないことが理由の1つとみられているようだ。

 また、同紙は「もう1つの問題は、田中が2部リーグに残りたがっていないことだ。昨季の終わりには、すでにティウネ監督に1部リーグへの移籍を希望していることを伝えていた。長い間、多くの専門家は、田中が1部リーグでそのポテンシャルを存分に開花させるだろうと考えてきた」とも指摘している。

 田中に対しては、今夏にシュツットガルトが関心を示していたという。だが、最低でも300万ユーロ(約4億7000万円)を要求するデュッセルドルフと折り合いがつかずに破談。リーズ(イングランド2部)も獲得を狙っていたようだが、実現には至らなかった。

 ティウネ監督は今回の代表ウィークに際し、田中に向けて「代表チームで自信をつけてほしい。数日後、数週間後にまたそうなることを願っている」とコメントしている。


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Source: 海外サッカー

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