小川航基が目指す代表の“ファーストチョイス”「現状を覆すには爆発的な活躍が求められる」

日本代表FW小川航基
 国際Aマッチ12試合10ゴールという驚異の得点率で日本代表に定着するFW小川航基(NECナイメヘン)だが、現状に満足するつもりはない。FW上田綺世が絶対的なエースとして君臨する森保ジャパンの序列を覆すべく、18日のボリビア戦(国立)でもただひたすらにゴールを求めていく。

「まずチームが勝利すること」。そう前置きしたうえで、「複数得点を取って、クリーンシートで終えることを考えている。その中で僕のゴールというものを自分の中では求めていきたい。しっかり複数得点取りたい」と、2ゴール以上を自らに課した。

 ポジション争いという部分では上田の後塵を拝している認識はある。「アピールはまだうまくいってないという感覚で、W杯に向けて選ばれるだけでなく、(1トップの)ファーストチョイスというところを担っていかないといけないと思っている」。W杯メンバーに入ることが目標ではなく、日本のエースとして先発で試合に出るため、「現状を覆すには爆発的な活躍が求められる。そこを僕自身がやっていかないといけない」と並々ならぬ決意を口にする。

 A代表デビュー戦となった19年12月14日のE-1選手権・香港戦(○5-0)でハットトリックを達成した小川だが、その後は代表から遠ざかり、昨年3月のW杯アジア2次予選で久々に代表復帰。昨年3月21日の北朝鮮戦(○1-0)に途中出場し、約4年3か月ぶりの代表戦出場を果たしたが、その舞台が国立競技場だった。

「素晴らしい舞台だと思っているし、ワクワクする気持ちになる」。国立競技場での前日練習を終えた小川は「(昨年3月の北朝鮮戦は)久々の代表というか、初代表という感覚だった。そこから少なからず定着できてきたのかなと思うし、(同じ国立競技場で)成長した姿を見せたい。ゴールで自分の価値を示したい」と意気込んだ。

(取材・文 西山紘平)


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Source: サッカー日本代表

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