ペップがバロンドールに言及「2つの部門に分けるべき。1つはメッシのため、もう1つは…」

ジョゼップ・グアルディオラ監督がバロンドールに言及
　マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督がバロンドールに関し、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(インテル・マイアミ)とそれ以外の選手のための部門を1つずつ設けるべきだとジョークを飛ばした。イギリス『BBC』が伝えている。

　史上最多7度のバロンドール受賞を誇るメッシは、昨年のカタールW杯でアルゼンチンを36年ぶりの優勝に導き、自身も2度目の大会MVPに選出された。

　一方、グアルディオラ監督率いるシティでは、ノルウェー代表FWアーリング・ハーランドが加入1年目の昨季に公式戦53試合で52ゴールを記録。シティのUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)初制覇を含む歴史的な3冠に貢献した。

　両選手が今年のバロンドール最有力候補とみられる中、グアルディオラ監督は「バロンドールは2つの部門に分けなければならない。1つはメッシのため、もう1つはその他の選手のためのものだ」と冗談交じりにコメント。「メッシにとって最悪のシーズンは、残りの選手にとっての最高のシーズンになる」と続けた。

　シティ指揮官はバルセロナ時代の教え子がバロンドール獲得に値すると認めつつ、今回はハーランドが手にしなければならないとも主張している。

「ハーランドが勝ち取るべきだ。我々は3冠を達成し、彼は5000万ゴール(実際は52ゴール)を決めた」

　シティではハーランドの他にもベルギー代表MFケビン・デ・ブライネやポルトガル代表MFベルナルド・シウバなど、多くの選手が候補者30名にノミネート。受賞者は30日にパリで行われる授賞式で発表される。