欧州各リーグが序盤から中盤へと移りつつあるなか、フランスとオランダでは強豪とされるクラブが最悪のスタートとなっている。
フランス1部のリーグアンは9節を終えてMF南野拓実を擁するモナコが首位に立っている。昨年度王者のパリSGも1敗におさえて3位につけており、上位は混戦状態だ。その一方、下位に目を移すと最下位にはリヨンの名が。22日の第9節では未勝利だったクレルモンに1-2で敗れ、ついに唯一の0勝チームとなってしまった。
リヨンはかつて7連覇を記録するなど、フランス屈指の名門クラブ。ただ最近は中位で終わる状態が続いて“古豪”とも呼ばれつつあったが、今シーズンの不調ぶりは想定外だ。開幕から4試合でローラン・ブラン監督を解任するも復調することなく、0勝3分6敗で最下位に低迷している。
また、オランダ1部のエールディビジでは欧州カップ戦の常連・アヤックスが苦しんでいる。他チームより消化試合が2つ少ないものの、開幕7試合で獲得した勝ち点はわずか5。現在4連敗中でここまで1勝にとどまっていて18チーム中17位と過去に類を見ないスタートとなった。
ファンの怒りは爆発している。9月24日のフェイエノールト戦は3点ビハインドの状況でスタンドから発煙筒が相次いで投げ込まれ、別日に無観客で再開試合を行うことに。今月22日のユトレヒト戦でもファンの投てき行為で複数回試合が中断する事態となった。これらの行為は決して許されるものではないが、早急な下位からの脱出が求められていることは間違いない。
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Source: 海外サッカー
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