サッカーの競技規則を定める国際サッカー評議会(IFAB)は26日、サッカー諮問委員とテクニカル諮問委員のオンライン合同会議を開催して今後の改正について話し合った。同会議には中田英寿氏やルイス・フィーゴ氏などの元選手と、ロベルト・ロセッティUEFA審判委員長などの元審判員が出席し、意見を交わした。
会議では選手やチームスタッフの審判員に対する振る舞いを改善するための話し合いがされた模様。IFABによると、審判員への抗議でプレーが止まる時間を減らすため、特定の状況ではキャプテンのみに主審と対話する権限が与えられるルールを設けることが議論されたという。
また、時間を浪費する行為の抑制についても議論された。各リーグでアディショナルタイムが長期化しているように、世界的にアクチュアル・プレーイング・タイムを増やすことが求められている。そこでGKの“6秒ルール”が議題に。GKは6秒以内にボールを手放さなければいけないが、これを現在よりも厳格に判定することでプレー時間の確保や時間稼ぎの抑制ができるのではないかと考えられているようだ。
このほか、今年の国際サッカー連盟(FIFA)主催大会で導入されているVARレビュー後の判定アナウンスを各国の大会でも認める可能性など、VARの将来的な運用方法も話し合われている。IFABは今会議の内容を踏まえつつ、来年3月の年次総会で2024-25競技規則の改正点や将来的な改正に向けた試験導入の実施について決定する。
Source: 海外サッカー
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