[11.1 パリ五輪アジア2次予選 日本 2-0 ベトナム]
日本女子代表(なでしこジャパン)は1日、パリ五輪アジア2次予選のグループリーグ第3節でベトナム女子代表と対戦し、2-0で勝利した。この結果、来年2月に行われる同最終予選進出が決定した。
グループリーグ2連勝中のなでしこジャパンは、引き分け以上で突破が決まる。そうした中、池田太監督は10月29日に行われたウズベキスタン戦(○2-0)から先発メンバー3人を変更。4-3-3のフォーメーションで臨んだ。
ゴールマウスにはGK田中桃子が立ち、最終ラインは左からMF遠藤純、DF南萌華、DF高橋はな、DF清水梨紗の4枚。中盤の底にMF熊谷紗希、その前にMF長谷川唯とMF長野風花が並んだ。左のウイングにMF宮澤ひなたが入り、右にFW千葉玲海菜。先頭にはFW田中美南が立った。
試合は立ち上がりから日本がボールを握った。センターバックの組み立てに熊谷が絡みながら前進を図ると、なでしこジャパンの舵を握る長谷川と長野を経由して両サイドへ。宮澤と千葉のスピードを活かしつつ、そこに遠藤と清水が加勢し、ゴール前の田中美を狙った。
果敢に攻め立てる日本だが、ベトナムのプレスに苦しむシーンも見られた。さらにゴール前を固められ、先制点が遠い。ボールロストから鋭いカウンターを受ける場面もあったが、南と高橋が落ち着いて対応してチャンスにさせなかった。コーナーキックから危ないシーンも作られたが、田中桃がタイミングよく飛び出して空中戦を制した。
ここまでシュートが少ない日本は前半25分、熊谷の縦パスを受けた田中が反転から左足を振る。ゴール右下を狙うも、ボールはGKコン・ティ・ハンがしっかりと抑えた。
ボールを保持しながらも効果的な攻撃を仕掛けられていない日本。それでも前半のうちにスコアを動かす。同40分、千葉が中央に入ってきてペナルティエリア手前でパスを受けると、左の宮澤に預ける。ゴール前を転がしたボールをファーサイドから走り込んできた清水が詰めて先制点を奪った。
日本は1点リードで前半を折り返すと、ハーフタイムで2枚替え。千葉、高橋を下げてDF三宅史織、DF守屋都弥を投入した。すると、後半8分に追加点。右サイドでボールを受けた長谷川からクロスが入ると、相手GKのクリアボールがペナルティエリア内に落ちて混戦状態に。熊谷が球際で粘ると、最後は守屋が決めて点差を広げた。
リードを2点とした日本は、そこから主導権を握って優位に試合を進める。後半21分には、熊谷に代えてMF中嶋淑乃をピッチへ送り込んだ。同34分には宮澤、遠藤を下げてMF林穂之香、MF杉田妃和を投入。交代枠を使いながら攻撃の手を緩めず、2-0で勝ち切った。
Source: サッカー日本代表
コメント