[12.17 中村俊輔引退試合 横浜FC 3-6 J-DREAMS ニッパツ]
中村俊輔の引退試合で、日本を代表する“2人の中村”共演が実現した。MF中村憲剛は前半途中から日本代表経験者で構成されたJ-DREAMSでプレーし、前半は俊輔の相手として、後半はチームメートとしてプレー。ともに攻撃を組み立て、スタジアムを大いに沸かせていた。
豪華なレジェンドが並んだ引退試合。試合後、フラッシュインタビューに応じた憲剛は「すごく面白かったし、楽しかった。ベンチに入った時、メンバーえげつないなと。学生時代に見ていた先輩ばかりだった」と数々のレジェンドに敬意を示しつつ、「俊さんと最後にボールを蹴れてよかった」と振り返った。
1978年生まれで高校時代からスター選手として名を馳せた俊輔と、80年生まれで大学経由でプロ入りした憲剛。対照的なキャリアを持つ2人だが、憲剛がA代表に定着した2006年からは日本代表での共演も実現した。
憲剛は「同じ苗字なので、勝手に高校時代から2学年上の俊さんに憧れていて、同じ舞台に立てればいいなと思って戦っていた。Jリーグでも一緒にやれて、代表でも一緒にやれて、追い越したい思いに変わっていった」と若き日を回顧。Jリーグでは横浜FM、川崎Fの中心選手として優勝争いも経験したが、引退試合での再演に「楽しい時間を共有することができた」と喜びを口にした。
憲剛は20年限りで現役生活を引退し、現在S級ライセンスを取得中。俊輔も昨季で現役を引退し、指導者ライセンス講習を続けながら横浜FCコーチを務めている。憲剛は「どこかでいずれ交わることもある。お互いにできることを日本サッカーのために頑張っていけたら」と指導者の立場での再会を心待ちにしていた。
Source: 国内リーグ
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